PC144293

フランスで子どものころからコイ釣りをして育った
シルヴァン・ガラスさんのコイ釣りは
一言で表わすと「攻めの釣り」だった。

昨日は多摩川の下流部でサオをだしたが
ねらうポイントひとつとってみても
地元のベテラン勢とは大きく異なっていた。

PC144312
フランスから持参したというシルヴァンさんのタックル

PC144308
カタパルトで正確にフィーディングする

PC144246
魚の動きを読んで時に強く、時にやさしくやり取りする

1月上旬にはフランスに帰ってしまうということで
昨日は急きょ同行させていただいたが
仕事がひと段落したら、再び日本に戻ってくるという。

もちろん、日本の鯉を釣るために。

「フランスでは1週間やって1尾しか釣れないこともあります。
でも、その分、魚は20キロ、30キロという大型が釣れます。
日本は、そこまで大きいのは難しいかもしれませんが
数が釣れますね。
一発大型ねらいも面白いですが、数釣りも面白いです(笑)。
多摩川は本当に素晴らしい釣り場ですよ」

PC144275

PC144197

それにしても、カープフィッシングは素晴らしい。
世界各国の人と釣りを通じて友達になれるのだ。

ちなみに、
月刊つり人やCarp Fishingにも何度か登場していただいている
スペイン人のロベルトさんも
多摩川中流域の登戸に暮らし
暇を見つけては多摩川でサオをだしている。

これまで、海外の人たちと釣りで関わる機会があったのは
バスやフライ、トローリングなどだったが
手軽さと国の数でいったら
カープフィッシングが一番だろう。
なにしろ、ヨーロッパ全土、アメリカ大陸、アジア、
最近は南アフリカでもブレイクしているのだから。

今後、日本でどれくらい普及していくのか
今から楽しみである。

(山根)