フランスが猛烈な暴風雨に襲われ
多くの死者を出したというニュースが飛び込んだ。

なんと風速は150キロメートルだという。
波高は8メートル。

いったい、どんな規模なんだと驚愕したが
よく見たら風速の単位が時速になっている。

日本では、風速の単位は普通、秒速で表記されるが
欧州では時速なんだろうか…?

ちなみに、時速150キロメートルの風速を
日本の秒速単位に換算すると41メートルとなる。

国内でも風速40メートル超の暴風を伴った台風は
しばしばやってくるから
時速150キロメートルの暴風は
日本の超大型台風並みといえるだろう。

ちなみに
ぼくがこれまでに体感した中で
もっとも激しかったのは
風速45メートル。

日本一風が強い町といわれる
北海道の襟裳岬でのことだ。

襟裳岬は1年間に風速20メートルを超える日が
国内で最も多いのだが
台風が直撃することはあまりない。

よりによって
ぼくがウサギアイナメやカジカを釣りに
襟裳岬を訪れたとき
滅多に来ないはずの台風が直撃してしまったのである。

民宿に泊まっていたのだが
台風が通過している最中は
屋内からドアを皆で押さえていた。
宿の女将いわく
ドアが風で持っていかれると
建物が吹っ飛ばされるというのだ。

あれは忘れもしない
アメリカで同時多発テロが起きた
2001年の9月11日のことだった。

(山根)