「十五夜のアユ」という言葉がある。

十五夜とは中秋の名月のことであり旧暦の8月15日である。

ちなみに、2010年は明日(9月22日)が十五夜になっている。

さて、「十五夜のアユ」とはなんのことだろうか。

アユは御存じ夏の魚であり、一年魚である。

地域により多少の差はあるものの
一般的には、旧暦の8月15日の頃になると
アユは大きな個体から産卵に入るのだ。

瀬付きに入ったアユは釣りやすく
かつ抱卵したアユは食用として、とても珍重された。

「十五夜のアユ」とはつまり
抱卵したアユのことであり
同時に、アユ釣りシーズンもいよいよ最後である
というような意味であろう。

明日は天気もよさそうだし
十五夜のアユでも釣りに行こうかともくろんでいたのだが
アユではなくアジ釣りの取材に出陣せねばならなくなってしまった。

もっとも、アジ釣りも嫌いじゃなもんで……。

(山根)