釣りは釣れなくても面白い
という向きもありますが、どうでしょう……。

たしかに、自然の中に身を置くことは
それ自体が楽しいことですが
釣れないよりは、釣れるほうが面白い。

というか、「釣れなくてもいいや」という考えのもと
漫然と釣りをしていても
真の釣りの面白さは分からないと思います。

「絶対に釣ってやる」と真剣勝負をしてこそ
釣りの本当の楽しさが見えてくるのではないでしょうか。

伝統の巨人・阪神戦を見ていて
ふと思いました。

これはプロ野球全般的にいえることですが
今年はズバ抜けたスター選手が少なく
有力な新人が多く
各チームともレギュラー争いが熾烈を極めているので
選手はみな真剣そのもの。

プレーのひとつひとつに緊張感があって
手に汗握ってしまいます。

「たかが遊びなんだから、そこまで真剣にならなくても」
と人から言われるくらい
夢中に取り組んだほうが、釣りもまた面白いのではないでしょうか。

(山根)