いよいよ夏本番という感じの暑さだが
暑ければ暑いほど好釣果を期待できる釣りといったら
アユの友釣りと黒鯛の落とし込み釣りが真っ先に思い浮かぶ。

数年前に和竿作りに挑戦した際
ぼくがチョイスしたのはクロダイ用のヘチザオだった。

古くから落とし込み釣り(ヘチ釣り)が楽しまれてきた
横浜界隈では
ヘチザオ素材には丸節という竹が使われてきた。
ぼくのヘチザオも丸節素材で
これはこれで気に入っているのだが
隣の芝は青く見えるのか
布袋竹のヘチザオに妙にそそられる。

この丸節と布袋竹のヘチザオの違いについては
現在発売中の月刊つり人8月号にて
葛島一美さんが詳細に解説されているので
ぜひご一読いただきたい。

さて、この布袋竹と丸節の長所を
融合させて今夏作られたのが
シマノのRinyusaiである。

月刊つり人8月号でも
この細身肉厚のニュータイプ落とし込みザオに関して
開発者のひとりである飯田純男さんの実釣記事で紹介している。

実は今日
飯田さんはRinyusaiを担いで
大阪湾に遠征。

午前中だけで2ケタのチヌを釣り上げたという。

関東では夢のような話である。
この模様は7月25日発売の月刊つり人9月号で紹介します。

ところで、クロダイを西日本でチヌと呼ぶのはなぜだろうか。

現在の大阪湾がある辺りはその昔
茅渟(ちぬ)の海と呼ばれていた。

茅渟の海にたくさんいる魚というわけで
チヌの名が付けられたのだという。

大阪湾におけるチヌの今の魚影に関しては
もちろん放流によるところも大きいと思うが
それにしても、落とし込み釣りで2ケタの釣果を手にできるなんて
横浜をホームグラウンドにするぼくにとっては
夢のような話である。

(山根)