北海道の高橋はるみ知事が
北電の泊原発3号機の営業運転再開を容認した。

福島第1原発事故後、原発が営業運転に入るのはこれが初めてだ。
そして、これを機に
原子力ムラは次々に原発を再開させるのではあるまいか。

放射能汚染は拡大の一途をたどっている。
どのように対処すべきか、まったく分かっていないのに
なぜ、このタイミングで停止している原発を動かすことができるのだろう。

高橋知事の経歴を見れば、否応にもその答えが見えてくる。

彼女は経産省出身である。

原発は経産省の管理下におかれており
今回のケースも実際にゴーサインを出すのは
経済産業相だ。

また、少し前の話になるが
「不毛なダムを造って、これ以上、貴重な自然を潰すのはやめましょう」
ということを全面に打ち出した田中康夫元長野県知事の
脱ダム宣言が日本中に旋風を起こした。

この脱ダム宣言に真っ向から反対し
「いや、ダムなどの公共工事は必要です」
と声高に叫んで田中氏と知事の座を争い
知事選に勝利したのが
村井仁前長野県知事であった。

高橋知事は、国民の注目を集めたこの選挙戦において
村井氏の応援者だったと記憶している。

つまり、彼女は大型公共工事の信奉者なのだ。

「経済の世紀」は20世紀で終わったはずなのに
いまだ経済最優先で考える人たちが行政のトップにいる。

これを変えない限り、日本再生はありえないだろう。

いや、それどころか、日本沈没が
現実のものとなってしまうのでは……。

(山根)