バカは風邪を引かないというが
40年で風邪で寝込んだ記憶というのは
2回ほどしかない。

それも、小学校低学年のとき。

少なくとも、中学以降、一度もない。

当然、インフルエンザに罹ったことも一度もない。

社会に出てからも、一度もない。

風邪気味かなと思ったら
磯釣りに行き、潮風を浴びると大抵その場で治ってしまうのだ。
ウソのようなホントの話。

とはいえ、社会に出てからは
体調管理は人並みに行なっている。
ただでさえ、人員に余裕がないのに
ひとりでも脱落したら、それは、そのまま雑誌の品質に影響しかねない。
風邪などで、寝込んでいるヒマなどはないのだ。

で、今日。

インフルエンザの予防接種を受けに行くと
待ち構えるセンセイは、あり得ないほどご高齢だ。

注射を持つ手がブルブル震えている。

普通、針先を可能な限り二の腕に近づけてからチクッと射すと思うが
今日のセンセイは1メートルくらい離れたところから
いきなりブッ射して来た。
そして、針を抜くころには、
ハーハーと息を切らしているではないか。

決してもうろくなどしていないと信じたいが
いまだに打たれたあたりがジンジン痛むのはなぜ?

(山根)