中国にケツギョという
メバルとスズキを足して二で割ったような淡水魚がいる。
一度は釣ってみたい憧れの魚だが
このケツギョ科の魚が日本の淡水にもいる。
オヤニラミだ。
最大でも10センチ強と
ミニチュアケツギョのような感じだが
姿形はとてもよく似ている。
ケツギョは獰猛でルアーフィッシングの好ターゲットで
オヤニラミも同様に肉食魚である。
元々の分布域は西日本だが
今は多摩川にも生息している。
ぼくは以前
タナゴ釣りをしていて同行者が釣ったのをみたことがあるが
自分では一度も釣ったことがない。
もっとも、ねらって釣る人はほとんどいなく
たいていが、そのほかの淡水魚を釣っていて
外道で掛かるパターンだ。
先日、フィッシングライターの葛島一美さんが編集部にやってきて
オヤニラミのすごい写真を見せてくれた。
なんでも
月刊つり人の好評連載
日本タナゴ釣り紀行の取材で某地へ赴き
モエビエサにオヤニラミ釣りをしたというのだ。
なんと、あのオヤニラミが2ケタ釣れたという。
小誌の仕事で行っていただいているとはいえ
久しぶりに心の奥底から嫉妬した。
一度でいいから、オヤニラミ釣りやってみたい。
(山根)