フィッシングショー大阪2014の初日に
インテックス大阪のとある会議室にて
「アユ釣りの現状と将来」
なる講演会が開催されました。
アユの研究者として知られる高橋勇夫さんによる講演で
会場は釣り業界関係者で満席になりました。
アユの資源量を増やすために
これまで長期にわたり、「放流」がされてきましたが
高橋さんの調査によると
「放流量」と「漁獲量」は必ずしも比例していないのだそうです。
つまり、どれだけ放流量を増やしても、漁獲量が増えない河川もあれば
放流量を減らしたのに、漁獲量が増える河川があるのです。
なぜ、このようなことが起きるのか。
そのカギを握るのが天然アユのソ上量です。
天然アユは病気などにも強く
放流アユのように人間がトラックで運んで
川に放流してと手間暇かけなくても
季節が巡れば、自然に海から上がってきます。
この天然アユのソ上量を増やすことこそが
アユの漁獲量を増やすことにつながるというのが
高橋さんの調査結果で明らかになっています。
講演会の模様を
You Tubeのつり人社チャンネルにアップしましたので
全国のアユ釣りファンの皆様、ぜひ、ご覧ください。
4本にわたってアップされています。
(山根)