ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2006年10月

吉野屋出船のカワハギ好調


カワハギ名手としておなじみの宮澤幸則さんをモデルに
浦安の『吉野屋』さんへカワハギ釣り取材へ。

各地で大きな被害をもたらした発達した低気圧がやってくる直前。
早くも波風ともに強く、あいにくの日和でしたが
前日、その前とトップは15尾と堅調キープしているだけに期待は大きいです。

底荒れ気味か
開始からしばらくはエサも取られない状況でしたが
船がポイントに差し掛かると
確実にアタリを拾って釣果を伸ばしていきます。

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話題の「極鋭カワハギRedTune」を引っさげて進化したカワハギ釣法を披露した宮澤さん

ところで、宮澤さんといえば昨年
小誌から発売したDVD「カワハギ地獄」の出演者。
百戦錬磨のツワモノですら仰天した水中映像は必見です。

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この水中映像をヒントに宮澤さん自身のカワハギ釣りもさらに進化した。水中の真実を観ずして、カワハギ釣りは語れないのである

それにしても「極鋭カワハギRedTune」と「スマックRedTune」の組み合わせは
驚異的な軽さと感度です。
カワハギという魚をリスペクトする宮澤さんの釣りはとにかく終始誘い続ける攻めの釣り。
だからこそ、この軽さが欠かせないのでしょう。
そんな宮澤さんの口から衝撃発言も飛び出しましたが
それは月刊つり人12月号を読んで確認してください。
きっと目からウロコが落ちますよ……

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ただでさえ驚異的な軽さだった「極鋭カワハギ」と「スマック100」の組み合わせが363g。しかしRedTuneでは279gという未体験ゾーンに突入した……


恐怖の三連休


今日は三連休の最終日。
三日間、晴天に恵まれたこともあり、
高速道路は軒並み大渋滞。

昨年の今時分、僕は地獄の大渋滞にハマった。
南伊豆から横浜の自宅まで9時間。
ニュージーランド行けちゃうっつうの。

そして、今日、僕は西伊豆松崎に行った。
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風光明媚な松崎の磯

ねらいはクロダイ。
頭の中はクロダイでいっぱいで
昨年の悪夢のことなどすっかり忘れていた。
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タカノハダイ。あまり歓迎できる外道じゃないけど、よく見ると模様がきれい

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伊豆のクロダイは美しいの一言。食べても美味といわれる。
この日の模様は月刊つり人12月号(10月25日発売)にて掲載


結果的にはいい取材ができてよかったのだが、
午後2時過ぎに現地を出ると
早速ラジオで東名高速道路30kmの渋滞だって。
そこで初めて昨年の悪夢を思い出した。

途中、修善寺で日帰り温泉に入り
渋滞情報を確認すると50km。
こりゃいかん、と箱根越えを決意。
これが大正解で
まあ、途中混むには混んだけど
8時過ぎには無事帰宅。
今日中に帰れるかどうかと思っていただけに
とっても得した気分。

行楽の秋、休日と晴天が重なった日は大渋滞にご用心を。


異常潮位のエボシ岩


サザンの
「エボシ岩が遠くに見える〜♪」
でおなじみ、茅ヶ崎のエボシ岩へ行った。

ねらいはカワハギだ。

午前5時、茅ヶ崎港に着くと
なにやら様子がヘンだ。
波が港に打ち上げている!
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満潮で堤防スレスレまで潮位が上がった茅ヶ崎港

漁師さんたちも
「こんなの初めてだお」
とどうしていいやら分からないようす。

エボシ岩へ向けて出船するも、
海面から頭を出しているのはエボシ岩だけで、
周りの岩礁帯がみんな冠水している。
というわけで、帰港して潮位が引くのを待つ。

全国各地で渡船をしたが、
こんなん初めて。

結局、2時間ほど待機して
エボシ本島、大平、平磯限定で渡船再開。
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湘南のシンボル、エボシ岩。釣りをしなくても気分いいところデス

底荒れが懸念されたけど
なんと1投目からカワハギがヒット!
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磯カワハギも、なかなかどうしておもろいでっせ

エボシ岩の磯カワハギ釣りの模様は
月刊つり人12月号(10月25日発売)にて掲載。




カセのカワハギもアリ!


カワハギ釣りの取材に行きました。
といっても乗合船ではありません。
カセです。
関東ではあまり馴染みのないカセ。
西日本ではかなり盛んで
貸しボートをポイントまで牽引してもらい
アンカーで固定してもらう釣り方で、
いわゆるカカリ釣りと呼ばれるものです。

本来はクロダイ釣りのために発展したものですが
千葉県の「勝山かかり釣りセンター」さんでは貸し切りならばクロダイ以外の釣りもOKなのです。

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通常の貸しボートとは比較にならないほど快適な船上。循環式のイケスが3つもあり、鮮度抜群の魚を持ち帰られます

というワケでカワハギに挑戦です。
もともと勝山周辺はカワハギの巣窟。
この時期は水深10m前後の浅場で数釣りが楽しめるはず。
その目論見は的中しました。

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撮影したのちワッペンはすべてリリース

いわゆるワッペンと呼ばれる小型が半数。
そして20〜25cmの食べ頃サイズが半数。
ワタシは37尾を釣り、腕が痛くなるほど楽しみました。

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当日使用したエサはマルキューの「特上アサリ」と「くわせ生アサリ」。どちらも食いはお墨付きですが、やっぱり特上は締まりもよく使い勝手も特上!

クロダイの場合は乗合制ですが、
その他の釣りは2人以上での貸し切り制になります。
そのぶん自由度は高く、カワハギを楽しみつつ餌木を放ったり
ナブラが立ったらメタルジグを放るのもOK。
仲間同士でワイワイ楽しむのには最適です。
なお、貸し切りの場合、
料金は1人5500円です。

太宰が愛した波多波多


最近はそうでもないが、
若かりし頃は秋が来ると妙に切なくなった。
言いようのない寂しさに包まれるのだ。

そして、傷口に塩を塗りこむように
中島みゆきを聞いたり太宰を読んだりした。
今では秋が来ると
「これでラーメン二郎が食べやすくなったな」
と、寂しいどころかうれしくなるのだった。

そして今夜、居酒屋でうれしいものに出会った。
ハタハタである。
しかもブリコと呼ばれる卵が入っていない。
普通はブリコ入りが喜ばれるようだが、
僕は卵なしのほうが、はるかに旨いと思う。

うれしいことに、炭火あぶり焼きのお店だったので
肉付きのいいハタハタをじっくりと熾で炙った。
ああ旨い、最高だ。

波多波多が語源ともいわれるように
ハタハタは波が高くなる冬場が漁期。
そんな季節を前にして、
どうしてセンチメンタルになれようか。

ちなみに、太宰治は無類のハタハタ好きだったそうな。

カツオ食べ放題!


今回の沖釣り取材はカツオ・メジマグロ釣り。
大塚貴汪さんと一緒に平塚の庄三郎丸へ。
とにかく親切なこちらの船宿は、
平日にもかかわらず多くの釣り人で賑わっていました。
旬のカツオ、メジマグロがけっこう釣れているから、
人が多いのは覚悟していましたが
ここまでとは……。

カツオ.jpg
カツオの写真を撮りつつヨダレが……

とりあえず取材のほうは
シイラの猛攻にもあいつつうまくいきました。
シイラ.jpg
シイラが暴れまくって
船上は一時パニックに…


大塚さんのテクニック解説は今月25日発売の
12月号に詳しく掲載するとして、
とりあえずその日のディナータイムの報告を。
「……他人が旨い魚食ってる様子なんて読みたくない!」
という人もいらっしゃるかもしれませんが、
そんな人は
この美味を味わうためにぜひ一度庄三郎丸を訪れてほしいです。

とにかく量が多かったので、飢えた編集部員にも
差し入れし、近所に配ってもまだ食べきれないほどの魚が。
カツオはもちろんタタキにして、メジマグロは刺身にしました。
たたき.jpg
モチモチして味も濃いのに
臭みはまったくなし!


もっちりした食感は、さすが釣りたてのカツオ。
取材の合間に血抜きのためサバ折りに没頭した甲斐あって、
生臭さもなく大皿いっぱいのタタキ、刺身は
一瞬でなくなりました。

あ〜あ、またお腹がでっぱりそう……。
ブルー.jpg
釣ったばかりのカツオの背中は
きれいなブルー。水中で走るとつい見とれてしまう



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