ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2006年11月

伊豆大島で嬉しい悲鳴


マダイ釣りから帰ったその足で、
東海汽船の「かめりあ丸」に乗り込み伊豆大島へ。
午後10時に東京、竹芝桟橋を出航し午前6時に大島着。
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都はるみの「アンコ椿は恋の花」にも謳われている波浮港

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こちらは泉津にある椿のトンネル。例年、1〜3月に椿が咲き乱れる


今年は全国的にメジナの出足が遅れている。
大島では台風の影響でエサになる海藻が流れ、
サザエが不漁とのことであるが、
メジナもひょっとすると今夏しばしば訪れた
大型台風の影響を受けたのかもしれない。

水温はまだ21℃もあり苦戦が予想されたが、
メジナはけっこう釣れた。
40cmオーバーこそダメだったが、
それらしきバラシはあった。
30〜37cmのオナガメジナの数釣りが楽しめた。

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イラストレーターの北圃政司さんもご満悦

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四国では羽子板などと呼ばれるウスバハギ。いやはや重たかった

メジナのほかにもスマガツオ、イサキ、ムロアジ
ウスバハギ、サンノジ、イズスミなどが釣れ、
久しぶりの磯釣りだったこともあり腕が筋肉痛。
まさに嬉しい悲鳴である。

水温が20℃を切れば、面白くなりそうだ。

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景勝地の筆島。伊豆大島の詳細ガイドは月刊つり人2月号(12月25日発売)にて!





天然アユを増やそう!


11月18日、静岡県浜松市・遠鉄ホテルエンパイアにて
『天然アユを増やすと決めた漁協のシンポジウム 第1回 2006年天竜川大会』
が行なわれました。

遡上を妨げるダムや堰、冷水病、産卵に適した場所の減少……。
アユを取り巻く環境は、残念ながら悪化の一途をたどっているようにもみえる。
だが、そんな状況をなんとか改善し、天然のアユを守ろうとする人も少なくない。
今回のシンポジウムには、
思いを同じくする350人もの参加者が全国から集まりました。

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多くの参加者が集まりました!

天竜川漁協の秋山雄司組合長の挨拶で幕を開けたシンポジウムでは、
関西学院大学教授の古川彰さん、
『たかはし河川生物調査事務所』所長の高橋勇夫さん、
天竜川漁協事務局長の井口明さん、
そして釣り人代表として大西満さんが講演を行ないました。

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産卵床を造成するという高橋勇夫さんの話に
聴衆は興味津々


これまでアユが釣れればよいという考えのもと、
アユの資源保護は放流事業に頼ってきましたが、冷水病の蔓延などの問題もありました。
「生物学的にアユだったらええ、というものではない。日本のアユは??キャッチ&塩焼き?≠キるもんです」
と大西さんが話すように、
きれいな、美味しいアユが川にいてほしいというのが多くの釣り人の願いです。
??漁業保護から魚族保護へ?≠ニいう方向転換が行なわれつつある今、
天然アユを増やすためにどうすればよいのか。
河川環境の悪化によって減ってしまったアユの産卵床を造成する研究をし、
成果を上げている高橋勇夫さんの話に、会場に集まった人たちは熱心に聞き入っていました。

翌日には参加者が天竜川のアユ産卵床造成現場を見学し、
石に産み付けられた卵を観察しました。
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アユの卵

造成現場は河口から16kmほどの地点。
大型のブルドーザー1台で、わずか1日の工事で完成したという産卵床では、
造成した翌日から産卵が始まったといいます。
小石に付いた卵を、まるで宝石を見るように見つめる参加者。
その情熱が、全国の天然アユを守り、育んでくれるはず。
かつてのように、川に??踏むほど?<Aユがいる日が、いつかは来るのかもしれない。

久里浜沖が熱い!


20回目となるBasserオールスタークラシックは
ベテランの河辺選手が制した。
2位の沢村選手とは140gの僅差である。

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オールスタークラシックの詳細はこちら

激戦に触発された僕は
川崎の釣り船「つり幸」へ向かった。

ねらいはブラックバスではなくマダイ。
ドシャ降りのなかバスボートではなく乗合船に乗り込んだ。

川崎港から行程1時間でポイントの剣崎沖に到着。
僚船の姿がない。
荒天のため欠航したのだろうか。
あるいは、魚がいないのか?

ポイントの水深は40mダチ。
仕掛けを投入し、2回シャクリを入れ、アタリを待つ。
すぐにきた。
イナダ、40cm。
この後、立て続けにイナダが4連発ヒット。

サオは新調したばかりの
シマノ「舳 (みよし)」60号3m。
硬めのマダイザオが欲しかったのと、
これならワラサにも太刀打ちできるので
衝動買いしてしまったのだ。
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だからって4連発でイナダが来なくても…

久里浜沖へ移動してすぐに
マダイらしきアタリがあったが痛恨のスッポ抜け。
見るとハリに鱗が付いている。
タイの鱗じゃ〜!

その後、一時アタリが遠のくも、
船中、ポツリポツリ本命が上がる。
「オレはイナダで終わりなのか…」
そんな考えが脳裏をよぎりはじめた頃、
待望の本命がヒット。
700gクラスだ。

その後も300〜500gが2尾釣れ
最後にやってきたのが1kgオーバー。

水温は16・9℃まで下がり
きっと脂が乗ってさぞや旨いだろうが、
これは月刊つり人2月号(12月25日発売)
のマダイ料理に使うため、自分では食べられません(>。<)

久里浜沖のマダイは、これからますます熱くなりまっせ!
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どんなもんじゃ〜い!


2006 Basserオールスタークラシック初日


わが国の3大バスクラシック大会のひとつに数えられる
「Basserオールスタークラシック」が霞ヶ浦を舞台に開催された。
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午前6時、払暁の中のランチング風景

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静まり返った早朝の湖上を駆る選手のバスボート

今をときめく19名のバスプロが2日間に渡りしのぎを削る。
初日となった今日はこの冬一番の寒さに見舞われ、
選手達は苦戦を強いられた。
しかし、そんな状況下でも結果を出すのがエキスパートである。
4尾をキャッチした沢村選手が初日トップに躍り出た。
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4尾計3240gでトップに躍り出たベテラン、沢村選手

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ビッグフィッシュは清水選手が釣った1700g、お見事!

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多くのファンが見守る中行なわれたウエイイン

ちなみに、初日を終えた時点での2位は赤羽選手2420g
3位は成田選手の1760g。
まれにみる混戦を制すのは果たして誰か?
結果は明日、11月26日、午後2時のウエイインで明らかに。
全国のバスファンの皆様、ぜひとも明日、茨城県霞ヶ浦の土浦新港へ!
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会場内には各釣具店ブースのほか、
今年はカメラメーカーのオリンパスも出展。
選手のボートに同乗のプレスアングラーが使用している防水コンパクトデジカメμ725SW
を展示中。オールスター会場に来たお客だけの特典もあるぞ!







ワカサギファン待望のミニドーム船


諏訪湖に続いて山中湖へ。
山中湖のワカサギ釣りも今やドーム船が主流。

今日もドーム船の取材である。
しかし、このドーム船、ちょっと小さい。
全長は3mに満たず、エンジンも2馬力である。
つまり、船舶免許がなくても
操船できるってワケ。

ワカサギファン待望のミニドーム船の名は
WAKASAGI DX
かの有名なマーキュリー社製である。
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ワカサギファン待望のミニドーム船「WAKASAGI DX」

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船室はこんな感じ。大人2人でもゆったりと楽しめる

詳しくは月刊つり人2月号(12月25日発売)
をご覧いただくとして、
今日実際に乗船して釣りをしてみた感想をストレートにいうと
「いいよ、コレ(=^_^=)」。

僕がワカサギ釣りで好きなのは、あのムードである。
ほのぼのとした中にも、微妙な魚との駆け引きがあり
仲間とワイワイでも楽しいし、ひとり黙々と数を重ねていくのも楽しい。

ところが、これからの厳寒期、山上湖の寒さは半端じゃない。
ドーム船や氷上テントの釣りならいざ知らず
凍てつく湖上に手漕ぎボートというのは一種の苦行に等しい。
何を隠そう、十数年前の1月、
粉雪ちらつく山中湖に付き合って間もない彼女を連れて行き
釣果1尾。
あまりの寒さと侘しさから彼女に泣かれた記憶が、今でも鮮明に残っている。

あのときにWAKASAGI DXがもしあったなら
僕の人生はひょっとして違っていたかもしれない…。

今日も午後は冷え込んだが
釣りをしているときは寒さを全く感じず
陸に上がってから
「う〜寒ッ」
となったしだい。
このミニドーム船があれば
冬の間中、ワカサギ釣りを快適に楽しめるだろう。

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WAKASAGI DXの仕掛人のひとり、鈴木康友兄。免停中の僕を山中湖まで乗せていってくれ、モデルも引き受けてくれた。そうです、小社のシャチョーでございます( ̄。 ̄;)








ワカサギのドーム船発祥の地


ワカサギを釣りに諏訪湖へ。

現在、ドーム船のワカサギ釣りが流行中であるが、
その発祥の地が諏訪湖なのである。
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これがドーム船。まるで湖上のビニールハウス

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船内はこんな感じ。ストーブもあり、真冬でもシャツ1枚でオーケー

その諏訪湖でいち早くドーム船を始めたのが、今回お世話になった民宿みなとである。

さて、当日はワカサギの活性が高く1投目から快調に釣れる。
常連さんによると前日は1・9?s釣り、今日はそれ以上のペースで
釣れているという。

ドーム船のいいところは、時間内であれば
好きなときに乗れて好きなときに上がれる点。
この日も昼前に上がり、民宿みなとに戻って
釣ったワカサギを調理していただいた。
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釣りたてのワカサギはマイウ〜!の一言

さてさて、間もなく発売の月刊つり人1月号(11月25日発売)
の特集はワカサギ釣りである。

全国のワカサギ釣りファンの皆様、
ワカサギ釣りをまだやったことのない方、
ワカサギ釣りをやってみたいと思っていた方、
ワカサギ釣りにまったく興味のなかった方、
いずれかに当てはまる方、ぜひともご覧下さい!





冬でも渓流!


渓流シーズンもほぼ終わりですが、
そろそろ寒さも厳しくなってきた某日、
山梨県鹿留にある『FISH・ON!鹿留』に行ってまいりました。
だって春までなんて待てないし……。

もちろん今回は取材。
本誌でも何回か登場していただいた小幡日出夫さんと
ZEALの柏木重孝社長と一緒に
管理釣り場の渓流魚をテンカラでねらおうという趣向。

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左が小幡さん、右が柏木さん。2人とも
ZEAL『天下布釣・家紋てんから十尺』(メーカー希望小売価格4万4100円)を使用


当日は天気もよく、
特に上流部のネイティブエリアは渓谷も美しく
雰囲気は最高。
が、管理釣り場のスレた魚は
なかなかテンカラに飛び出してこない。
季節は秋だし、そろそろ厳しいのかな?
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ネイティブエリアは、
はっきりいって管理釣り場とは思えない雰囲気


しかし、そんな心配は無用でした。
パターンをつかんだ2人は次々に魚を釣りあげ、
オフシーズンとは思えない満足いく結果になりました。

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小幡さんの誘いに
負けたイワナ


冬でも渓流で楽しめる場所はあります。
今月25日発売の『つり人』にこの時の模様と、
吾妻川にある
『阪東・子持冬期釣り場』の情報を掲載しています。
渓流ファンの皆様、サオをしまうのは早いですよ!


11月11日 ロックフィッシュ地獄?U発売!


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ロックフィッシュの好機に突入! でも釣りに行く前に熟読してください!

難産の末、ようやく『ロックフィッシュ地獄?U』(税込み1400円)が完成しました。
担当者がいうのも宣伝くさいですがオススメです!!

発売は明日11月11日。
総ページも146ページに増やし、
そのほとんどがカラーページという贅沢ぶり。
北海道から九州まで
大型ロックフィッシュがこれでもか! とばかりに登場しています。
「え? コレもロックフィッシュなの?」ってな魚も多彩に紹介しています。

ぜひ、書店、釣具店にてお求めください。
万が一ない場合は当HPからもご注文できますよ。

なお、青い表紙に映っているこの魚はなんでしょう?
すぐに分かったアナタは相当な根魚オタもとい根魚マニアでしょう。



マダイ万歳!


日本人に最もなじみのある魚のひとつであるマダイ。
きれいな魚だということは思っていましたが、
桜色に青の斑点を散らしたこの魚があがってくると、
どうしても「めでたい」気分になってしまいます。
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丸々と太ったマダイ。
美味しそう!


おまけに味もよいときては、沖釣りファンに大人気なのも当然です。
今回はことわざどおりエビをエサにタイを釣る取材に。
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エサのエビも美味しそうだと思ってしまうが…

ライトタックルでねらうので、アタリと同時にアワセを入れると
ガツンと手応えがあり、激しいマダイのファイトを存分に楽しめるとか。
こりゃ楽しそう。
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引きもかなり強い。時にはヒラマサが来ることもあるらしい

今回お世話になったのは、外房大原港の長福丸さん。
取材日もけっこう釣れてましたが、今年はかなりよさそう。
味も抜群なので、ぜひ足を運んでみては?



Sephiaで伊豆半島に挑む!


西伊豆へエギング取材へ行ってきました。
釣り人は沼津在住の飛ばし屋こと新保明弘さん。

今期はかなり遅れ気味で
釣れても小さいのばかりという情報でしたが
朝から300〜400gが乗ってくれました。

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ロッドはシマノ『Sephia OCEA S806 SI』、餌木は『Sephia KEEN』3.5号

新保さんがこの秋から使っているニューエギングロッド『Sephia』についても
ばっちり解説していますが、AR−C譲りの飛びはハンパじゃありません。

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AR−C譲りの飛びを色濃く受け継いだアウトガイドモデルと、同じ長さならアウトガイドよりも飛ぶと噂のインナーガイドモデル。『Sephia KEEN』はキレがあるのにフリーフォールで前下がりにならない抱かせる姿勢が魅力

このロッド、飛ばし屋ならではの選択です。
でもって、この秋、釣果に伸び悩む人へのアドバイスも盛りだくさん。
ちょっと視点を変えればこのとおり。

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夕マヅメにもガツン!

『Sephia』が気になる人も、この秋のエギングで不調の人も
ぜひ月刊つり人1月号(11月25日発売)をチェックしてみてください。

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