ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2007年10月

紅葉の桧原湖と喜多方ラーメン

桧原湖は今が紅葉のピーク!
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ブナやモミジなど色付いた木々を愛でながらのワカサギ釣り。
う〜ん、たまらんたまらん。
桧原湖のワカサギ釣りというと
真冬の穴釣りのイメージがあるけど、
秋のドーム船もおすすめ。
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磐梯山をバックに湖上に浮かぶドーム船

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ペンション風来坊さんのドーム船はこんな感じ

今回は月刊つり人1月号の取材でペンション風来坊さんにお世話になり
ドーム船での釣りを満喫。
いやはや、釣れる釣れる。
ご主人の鈴木さんはとても親切で
適切なアドバイスをくれるのでビギナーでも安心。

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これが桧原湖のワカサギ

全国にワカサギ釣り場はあまたあれど
桧原湖のワカサギは食味という点では文句なしにトップクラス。
築地では1尾150円ほどの値が付くとか。
冬場は名手でも100尾超えが目標になるけど
秋なら僕のようなノンビリスタイルでも100尾は難しくない。

釣ってよし、食べてよしの桧原湖のワカサギ。
ドーム船は12月末までの営業予定で
1月中旬からは穴釣りがスタートする。
詳しくは月刊つり人1月号を参照していただくとして
桧原湖に行った際には帰りに喜多方へ立ち寄ってみよう。
喜多方は人口せいぜい3万人程度の街ながら
150軒以上のラーメン屋がしのぎを削る全国屈指のラーメン街。
今回は、その中の超有名店を2軒はしご。

まずは醤油ベースのまこと食堂。
喜多方ラーメンといえば塩のイメージがあったけど
「そんなの関係ねえ!」
みたい。
平日の14時近くというのに大盛況。
まつこと20分ほど。
チャーシューが3枚ほど、
ネギが多めに盛られたシンプルな中華そばが登場。
まずは、どんぶりを両手で支えて
「ズズズー」
とスープをいただく。
煮干のダシと豚の脂が精妙に絡み合い
会津の濃い口醤油が磐梯山のごとき包容力でそれを包み込んでいる。
太麺である。
ラーメン通の中には醤油は細麺と豪語する向きもあるが
まこと食堂の中華そばを前にしては
「そんなの関係ねえ!」
と言えそうである。
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まこと食堂の中華そば550円ナリ

お次は坂内食堂。
都内でもチェーン店が点在しているからご存知の方も多いだろう。
正直、僕はチェーン店にはもう何年も行っていない。
しかし、チェーン展開するほどのラーメンなのだから
その本家本元がどういう味なのか知りたかったのである。

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坂内食堂の支那そば550円ナリ

透き通るようなスープ。
程よく脂が乗ったチャーシュー。
噛めば噛むほど味が出る太麺。
こんなラーメン屋が近所にあったならと思わずにはいられない。

釣りとラーメンが好きな方。
桧原湖のワカサギ釣りと喜多方ラーメン巡りはオススメですよ!
(山根)








秋の東北。エギングと芋煮のイイ関係?

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秋の東北といえば芋煮! 芋煮先進国の山形ではこんな無料サービスも!

秋の日本海はエギング好機。
というわけで山形県庄内エリアへ行って来ました。
アオリイカは終盤戦ということもあって
入りやすい漁港はややスレ気味。
とはいえ東北のエキスパート・伊藤弘基さんと尾形英一さんの2人はサクっと釣ってくれました。

なかば強制的に実釣取材を終わらせ
おふたりにお願いしたのが「芋煮」です。
なんといっても東北の秋といったら芋煮でしょう!
しかも山形県といえば芋煮の聖地。
市内の大型スーパーでは芋煮会用の大型鍋やゴザを無料で貸し出しているほどです。
これには岩手県在住の伊藤さんもびっくり。「岩手は芋煮後進国だったか……」とあ然です。

何の用意もしていなかったのですが
無理なリクエストに応えて
急遽浜辺で芋煮会の始まりです。

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「大人数でワイワイやるから芋煮会なんだけど……」と言いつつ、手際よく火をおこす2人

グツグツと里芋が煮えたら牛肉を投入。
ちなみに味噌仕立と醤油仕立があるそうですが
この日の鍋奉行の尾形さんは醤油派。
牛肉を投入する伊藤さんは味噌派で、肉も鶏肉を使うそうです。
火が熾きたら遠火の強火で釣りたてのアオリイカを炙ります。

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実は東北の芋煮シーズンとアオリイカの釣期はぴったり重なります。芋を煮ながらイカを焼く。これから東北のトレンドになりそうです!?

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「アチッ」と言いながらかぶりついたそのお味は……

まずは「ハフっ!」とアオリイカの丸焼きにかぶりつきます。
海水で洗っただけなんですが
その微妙な塩っけが逆に甘みを引き出してくれて最高に旨い。
醤油を垂らしたり、マヨネーズがあればさらにグーです。
尾形さんは「ギャートルズになった気分」と言いながら
早くも2ハイ目をガブリ。

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コンニャクを忘れたものの、長ネギと舞茸に味が染み込んでしみじみ旨いっす

肝心の芋煮のほうもすこぶる美味でした。
水、酒、醤油、砂糖だけで味付けするシンプル料理。
本来、川原で楽しむものですが
海辺でもバッチリ。イカの墨を洗い流す海水も近くにあり何かと便利です。
そろそろ芋煮会もオフシーズン。
日本海の秋アオリも終盤戦です。(天野)





理想の遊び相手とは

小さい頃、夏休みに遊びに行く川といえば、秋川でした。
泳いだり、岩から飛び込んだり、川虫を採ったりのほか、
もちろん釣りも楽しんでいました。

男の子なら誰だって、
泳いでいると水中眼鏡越しに見える小魚たちを、
捕まえたいと思うはず。
で、手っ取り早かったのが、アンマ釣りと呼ばれていた釣り方。
まず竹のノベザオに短いイトとハリを結び、川虫を掛けます。
それを下流に向けて川に浸け、前後にゆすっているだけの方法です。
こんな簡単な方法でもヤマベやウグイが結構釣れるので、
今でも思い出すと気分が和む懐かしい思い出です。

大人になってからは、あまりヤマベ釣りを楽しむ機会はありませんでしたが、
先日、神奈川県の金目川へヤマベ釣り取材に。
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坂本和久さんの流す毛バリに
ヤマベがヒット!


坂本さん親子が楽しんだのは、毛バリ釣り。
5〜7本の毛バリが付いた市販仕掛けをサオに結び、
投げて流すだけの簡単な釣りです。
アンマ釣りに比べると、水面を割って毛バリに飛び付く魚が見えて、
興奮度は倍増。
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親子で楽しめる手軽なターゲットだが、
どうせ釣るなら面白い釣り方のほうがベター


取材しながら、なんとなく子どもの頃を思い出していました。
子どもだけでなく、大人でも楽しめる釣りだし、
今度秋川でやってみようかな。(真野)

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ヤマベって、よく見るときれいですよね!

写真で見るBasser Allstar Classic2007

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10月20〜21日の両日、21回目となるBasser Allstar Classic2007
霞ヶ浦の土浦新港を舞台に開催された。2日間とも好天に恵まれ、
多くのギャラリーが見守る中、
20名のトッププロによる激戦が繰り広げられた。

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初日は前夜の雨の影響が心配されたが、8名の選手がリミットメイク(5尾)に成功し、ウエイイン会場を訪れていた多くの観客を沸かせた

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初日トップは初出場の橋本卓哉選手。なんと5210gというハイスコアを叩き出した。初日は北風が3〜5m吹いており、風を味方にした選手がスコアを伸ばせたようだった。

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2番手はご存知、吉田幸二選手。3790g。その内の1尾は1520gで、これが今大会のビッグフィッシュ賞を獲得した。

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3番手は成田紀明選手。3440g。悲願の初優勝をねらう成田選手にとっては、2日目に望みをつなげる好位置である。過去の20回大会では、初日トップの選手が優勝したことはほとんどない。「何かが起こる」のがオールスタークラシックなのだ。

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2日目は雲ひとつない快晴。微風。魚の動きが悪いであろうことは、容易に想像できた。

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そんななか、初出場で初日トップというプレッシャーを微塵も感じさせない橋本選手が、タフコンディションに悩ませられる選手をよそに、快調に数を伸ばす。

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それを猛然と追いかけたのが相羽純一選手。初日は2860gで8位に甘んじていた。しかし、優勝候補のひとりであることは間違いない。2日目は北浦から北利根の広範囲を白黒の駿馬を駆ってランガンで走り回り、瞬く間にリミットメイクを達成。あとはサイズアップを図るのみ。時間はたっぷりある…

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2日目のウエイイン。ギャラリーは初日の倍以上。激戦の行方を固唾をのんで見守った。

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結局、相羽選手の追い上げは届かず、橋本選手が初出場初優勝という偉業を成し遂げた。橋本選手は2日目も3770gを持ち込み、2日目だけでもトップ。完全優勝である。
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オールスタークラシックに出場することだけを目標にしてきた橋本選手にとって、2007年10月21日は生涯忘れられない日になるだろう。壇上で感極まる選手に、多くの仲間から熱い声援がおくられた。僕もシャッターを切りながら、熱いものが込み上げてくるのだった。

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大会速報は「いいつり」で。詳細はBasser1月号(11月26日発売)でどうぞ!
(山根)

写真はすべて
オリンパス一眼レフE330
レンズ ズイコーデジタル14−54mm F2・8−3・5
     ズイコーデジタル11−22mm F2・8−3・5で撮影



















伝説のホストがイシダイ釣り!?

ポイント磯クラブの例会で
西伊豆雲見へ。
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雲見の一級磯「サバ根」。イシダイ、メジナ、イサキ、マダイなどがねらえる

ポイント磯クラブは全磯連に加盟する老舗クラブで
メンバーは皆、個性派ぞろい。
アントニオ猪木の元マネージャーがいれば、
伝説のホストがいれば
日本を代表する企業に勤めるエリートや
官僚、警察官、コックさんなどメンバーの職業もさまざま。
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武田軍を彷彿させる真っ赤なコスチュームがよく似合う高尾会長

会長の高尾敏さんは人形美術家としてその方面では広く知られた人。
ユーモアとバイタリティーあふれる熱血イシダイマン。
会長とは30年来の付き合いという千葉哲也さんは
新宿のホストクラブ「愛」で15年間ナンバーワンの座に輝いた
伝説のホストとして、テレビなどにもよく出演している。
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還暦を過ぎ、なお現役のホストという千葉さんも筋金入りのイシダイ師

さて、昨日は水温が急激に下がったためか
イシダイの活性もいまひとつのようで
場所によってはエサ取りのアタリすらない。
そんななか、
千葉さんが最後の最後で本命を釣り上げた。
イシダイ歴40年のキャリアは伊達ではない!
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いいつり」動画で伝説のホストが磯の王者の魅力を語っています

(山根)

釣り三昧


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「いいつり」アクセスしてみましたか?

釣り月刊誌を作りながら
釣りブログを書き
釣りサイトを作り
釣り動画を撮って
釣り動画投稿コーナー(いいつり動画)にアップする。

僕の生活、釣りだらけ。
たまには、あんなことも、こんなこともしてみたいけど
明日は月刊つり人の校正
明後日はイシダイ釣り取材。
取材から帰ってきたら
それをネタにブログを書き
動画をアップし
雑誌用の原稿を書く。

「一生幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」
という古諺が中国にあるが、
僕はどれだけ幸せなんだろうか。
(山根)

世界初の釣りポータルサイト誕生!

本日、世界初の釣りポータルサイト
www.e-tsuribito.jp
がオープン。
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ユーザーがマップ上に釣りのポイントを公開し、
それを参考に釣行できるようにもなりますし
マップ上での情報交換が可能になります。
また、ユーザーの一人一人がマイページを持て、
ブログとしても使えます。
水温や風向き、潮回りなどのデータを残せるので
釣行記録としても役に立ちます。
釣り動画の投稿や閲覧もできます。

釣りバカがポータルサイトを作るとこうなる。
それが
e-tsuribito.jp
です。
今後は「いいつり」と呼んでやってください。

(山根)

ロックフィッシュアングラー必見の超問題作品!

ロックフィッシュシーズン好機目前!
そんなタイミングにぴったりのDVDが登場します。
その名も『アイナメ UNDER WATER』です。

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カラー65分 価格3570円 10月15日発売! 小社HPからもご購入いただけます!

舞台はロックフィッシュの本場である三陸海岸。
アングラーは根魚キラーこと佐藤文紀さん。
そして水中撮影は小社DVD『カワハギ地獄』でもおなじみの尾崎幸司さん。
もう、三拍子揃った超おすすめDVDです!

見所はいっぱいありますが
やっぱり水中映像は必見です。
佐藤さん本人も目を丸くした
アイナメの真の生態。
あなたの描いていたイメージは音を立てて崩れるはずです

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興味津々でルアーに近づくアイナメ……

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もちろん捕食の瞬間もバッチリ!

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根掛かりの意外な真実も……

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着底から操作、ヒットの瞬間からファイトまで一連の流れを水中実況中継!

尾崎さんの作品では前回の『カワハギ地獄』もショッキングな内容でしたが
衝撃度でいえばアイナメのほうが上かもしれません。
それくらい、世間一般でいわれているアイナメの生態と
水中映像の真実にギャップがあるのです。

無論、佐藤さんも大型アイナメ、大型ベッコウゾイを次々にキャッチしていきます。
そのキャスト精度、アワセの巧さも必見です。

手前味噌になりますが
これはすべてのロックフィッシュアングラーが必見、
文字どおり必ず見るべき問題作ですよ!(天野)



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