ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2009年11月

ヤマベの毛バリ釣り


小田原と大雄山を結ぶ
伊豆箱根鉄道の大雄山線は
電車ファンにはとても魅力的なローカル線だ。

この線路に沿って流れているのが狩川である。
かりがわと読む。

昔から寒ヤマベ釣りのメッカとして知られており
特にオールドファンには根強い人気がある。

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というわけで
今日は大正生まれの大ベテランと
狩川でヤマベの毛バリ釣りを楽しんだ。

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狩川はあちこちに湧水が出ていて
冬場でも水温が安定している。
また、水草も豊富で
これらの諸条件が整っているため
ヤマベはすこぶる多い。

厳寒期でも毛バリに果敢にアタックしてくる。

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大ベテランおすすめの毛バリは
渋谷サンスイオリジナルの極小サイズ。
フライフィッシングでいうところのミッジで
全長は1センチにも満たない。

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ミチイトとハリスの接続部には
写真のような飛ばしウキをセット。

このウキの下に
ハリスを1〜2メートル取り
3センチほどの枝スを付けて
その先に毛バリを付ける。
初心者は4〜5個の毛バリが扱いやすいだろう。

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ハリスの最下部に写真の中通しタイプの玉ウキをセット。

これがあると仕掛けが絡みづらく
なおかつ、いろいろな誘いができる。

現在発売中の
月刊つり人1月号でも紹介されている
岩原エリアをねらったが
朝イチから猛烈な入れ食い。

時速50〜60尾ペースである。

ときには5センチ程度の新仔サイズが
2尾、3尾と鈴なりで掛かってくるほど。

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子供や女性でも手軽に楽しめるので
興味のある方は
ぜひトライしてみてください。

釣り方の詳細等は
月刊つり人1月号をぜひご覧になってください!

(山根)


魚鍋に欠かせない薬味


皆さん、鍋食べてますか〜?

冬、我が家はほとんど毎晩鍋。
といっても、ぼくがいるときだけだと思うけど。

メジナ、マダイ、キンメ、タラ、アンコウ
などなど、鍋で食べる魚はこれまた格段に旨い!

そういえば
今日の釣りロマンでは
オニカサゴを鍋にしていたなあ。

鍋の締めは雑炊かうどん。
いずれの場合も、ぜひ試していただきたいのが
ザーサイを刻んだものを万能ネギと一緒に
薬味として用いること。

特にポン酢を使用しているときがオススメで
なぜかザーサイが汁に染み込んだ魚の滋味を引き立てるのである。

かれこれ10年以上前に
鍋料理の取材で教わったもので
家族にも大好評。

あ〜、考えただけで腹が減ってきた…

(山根)

カレイ釣りのベストシーズン


投げ釣りでシロギスと人気を二分するカレイ。

動の釣りのイメージあるシロギスに対し
カレイ釣りは静である。

静かにジッとアタリを待つ。

もちろん、シロギスみたいに数は釣れないが
それだけに手にした1尾の喜びは大きい。

江戸前では花見ガレイといって
昔から桜咲く春が好機として知られている。

春はマダイやクロダイアオリイカも
産卵のため浅場に接岸する。
これを乗っ込みといい
大型魚の期待がグンと高くなる。

淡水では
マブナ、コイ、ブラックバスなどが
春に乗っ込みの好機を迎える。

花見ガレイというからには
カレイも春産卵と思われがちだが
実は、カレイの乗っ込みは秋から冬にかけてなのだ。

つまり、今が投げ釣りでねらうカレイの
ベストシーズンなのである。

花見ガレイのシーズンは
乗っ込みではなく
産休後の荒食いというわけなのだ。

というわけで
今月の月刊つり人×楽天コラボ企画
カレイ特集。

投げ釣りのエキスパート
坂井勇二郎さんが懇切丁寧に投げカレイ釣りを
解説しているので
ぜひともチェックしてみてください!!
(山根)


冬の水郷を10倍楽しむ

ブログネタ
この冬やりたいことを教えて! に参加中!

釣りとあまり縁のない人にとって
ただでさえ寒い冬場に
寒風吹きすさぶ水辺で釣りイトを垂れるなんてことは
理解しがたいだろう。

でも、釣り好きな人にとって冬場は
とっても楽しい季節なのだ。

魚には旬というものがあり
冬に旬を迎えるものは少なくない。

たとえば海では
ヒラメ、ブリ、メジナ、アマダイ、カワハギなどなど。
淡水では
ヤマベ、タナゴ、小ブナ、ワカサギ、コイなどなど。

もっとも
一口に旬といっても
食べて美味しい旬と
釣りやすい(漁の好機)旬とがあり
上記は釣りやすい旬の代表格だ。

というわけで
昨日発売の月刊つり人1月号
タナゴ、小ブナ、コイにスポットを当てた
水郷大特集を掲載。

冬場の霞ヶ浦・北浦を10倍楽しむ情報が満載だ。

特集の中でコイ釣りのノウハウを紹介していただいた
染谷修平さんが
先週末に北浦で90センチオーバーの巨ゴイをゲット。

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なんと、月刊つり人1月号で紹介していただいた
ポイントで実際に釣られたという。

エサはボイリー。

ボイリーだとアメリカナマズが連発ヒットしてしまい
これはこれで楽しいのだが
北浦ではボイリーでいい結果を出すのは
難しいのではといわれていた。

しかし、
染谷さんはこの1、2年
ひたすら通い続けてボイリーで釣るコツを掴んだ。

詳しくは月刊つり人1月号をどうぞ!!

(山根)

タナゴ超入門DVDダイジェスト版!



発売になったばかりの
世界初! タナゴ釣り入門DVD
見て納得! 水郷のタナゴ釣り
が、早くも話題騒然。

タナゴといえば江戸時代
大名や旗本が血道をあげたといわれる
世界最小の釣りものであるが
その釣りをやったことがある人は意外に少ない。

おそらく、経験のない人にはイメージすらつかないだろう。

というわけで、
タナゴ釣り入門DVDのダイジェスト版をどうぞ!





またまた多摩川で大ゴイラッシュ


コイ釣りのエキスパート
福安佳秀さんが多摩川でサオをだすのは
今日が4度目である。

愛知県在住の福安さんが初めて多摩川を訪れたのは
25年ほど前。

2度目は
月刊つり人の取材で2009年の4月。
このときは93センチを頭に
半日で12尾のコイを釣った。

3度目は、それから半年後
つまり今月上旬。
このときも、90センチオーバーまじりで
9尾を釣った。
DVD鯉魂シリーズのロケと
Carp Fishing誌の取材を兼ねていた。

そして、4度目。
「この間、下見をした中で
どうしても気になった場所があったので
また来てしまいました」
福安さんから連絡をいただいたのは昨日のことである。

愛知県からはるばる4時間。

日本各地を釣り歩いたベテランをひきつけるものが
多摩川にはあるという。


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今日サオをだしたのは
多摩川最下流部に架かる大師橋の上流エリア。

この時期はもっぱら
地元の釣り人はブッコミでハゼをねらうエリアで
コイをねらう人の姿はあまり見かけない。

しかし、水温が下がる冬場は
一発大型が期待できる場所だと福安さんは読んだのだった。

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そして、その読みはスバリと当たり
マグロのように丸々と太ったコイが
次々と当たったのである。

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今日は大ものねらいだったため
最初から20ミリのボイリーを使用した。
それでも、ひったくるようなアタリが連発し
「ほとんどスレていないみたいですね」
と福安さん。

「ここはメーターオーバーがねらえますよ。
メーターに照準をしぼって、また出直してきます」

福安さんはそう言って
夕暮れの多摩川を後にしたのだった。

(山根)

タナゴ釣り超入門DVDいよいよ発売!

NHKの大河ドラマ「天地人」が終わった。

舞台になった戦国時代はどうだったかわからないが
家康が開いた江戸時代、
大名や旗本がタナゴ釣りに血道をあげていたというのは
有名な話である。

最後の将軍
徳川慶喜公が愛用していた和竿などが
貴重な資料として残されている。

江戸前の釣りでは
寒タナゴといって
タナゴ釣りは冬の釣りものの代表格だった。

タナゴは冬しか釣れないのかといえば
さにあらず。
ほぼ周年楽しめるターゲットである。

では、なぜ江戸前の釣りでは冬期限定だったのか。

ひとつには、冬の釣りものが
今と違ってそれほど多くなかったということ。
また、冬はタナゴがドックなどに群れるため
数釣りが楽しめる。
すなわち、数を競う釣りができたのだ。

今でも、一番数が期待できるのは
これからの厳寒期だろう。

さて、昨年刊行されて話題になったのが
葛島一美さんのタナゴ釣り入門書
水郷のタナゴ釣り
である。

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伝統のタナゴ釣りから
カーボンザオにグルテンエサという
現代のタナゴ釣りのノウハウが
懇切丁寧に解説されている
まさに、タナゴ釣りのバイブルである。

でもって
タナゴ釣りのベストシーズンに照準を合わせて
発売になったDVDが
その名も
見て納得! 水郷のタナゴ釣り
だ。

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写真と文章だけでは
伝えづらかったタナゴ釣りの繊細なテクニックも
動画なら一目瞭然。

難しいイメージのあるタナゴ釣りだが
このDVDを見れば、敷居は一気に低くなるはず。

ロケ地は霞ヶ浦周辺のホソ、河口、湖岸で
メインターゲットはオカメタナゴとオオタナゴ。

エサの作り方、エサの付け方、サオの持ち方
和竿の継ぎ方、道具立て、ウキの浮力調整、合わせ方などなど
実釣をまじえながらテクニックを解説。

本を読んで動画を見れば
あとは実釣あるのみ。

水郷では
全長3センチにも満たないタナゴが
おちょぼ口をパクパクさせながら
エサの落下を待っている。

冬晴れの一日、タナゴと戯れてみてはいかがでしょう。

(山根)



港区芝の老舗江戸前鮨店

クロマグロの全面禁漁はなんとか免れたようだが
この先、水揚げは減るに違いない。

今後、ますます天然クロマグロの刺身は
高嶺の花となっていくのだろうか。

締め切りも終わったことだし
たまには、とびきり旨い江戸前の寿司でも食べに行こう!

というわけで
昨夜は港区芝のおかめ鮨へ。

江戸時代から続く老舗中の老舗である。

五代目店主の長谷文彦さんは
大の釣りキチであり
和竿のコレクターでもある。

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五代目店主の長谷文彦さん


魚のさばき方を懇切丁寧に解説し
国内外から高い評価を得ているDVD
今すぐマスター! 魚のさばき方
の出演者でもある。

そういえば以前
タレントのベッキーさんがテレビ番組の中で
「お父さんが、毎日のように魚のさばき方のDVDを見て
魚と格闘しています」
なんて感じで、このDVDを紹介してくれていました。

それにしても
昨夜は食ったな〜

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あまりの旨さに
ついつい食に集中してしまい
写真を撮らなくてはと
あわててカメラを取り出したのは
もう終盤。

ちなみに、上の写真はタチウオの塩焼きとサザエ。
タチウオの塩焼きって、なんでこんなに旨いんでしょうか。

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締めはもちろん寿司。
寿司の前に、すでに満腹でしたが
それでも、美味しく食べられるから寿司は不思議です。

そうそう、DVDの中には
寿司の握り方も収録されていたっけ…

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ちなみに
昨夜はタナゴの聖地、福岡県柳川から仕事で上京してきた
学生時代の友人と一緒でした。

以前、長谷さんがフナ・タナゴを釣りに柳川に行った際に
いろいろとお世話になり
長谷さんとは、それ以来の再会。

「柳川にも旨い食べ物はたくさんあるけど
やっぱり、老舗の江戸前鮨は違いますね」

と友人も終始御満悦でした。

(山根)




総額5万円の釣りキャンペーン企画


「釣果アップの秘訣は?」
「どうしたら、もっと魚が釣れるの?」
「行けども、行けども、釣れません」

読者アンケートなどでよく聞かれる言葉である。

おそらく、釣りをあまりされない人は
釣りは運が大きく左右すると思っているだろう。

たしかに運もあるが、
実際に釣果を大きく左右するのはウデである。

たとえばメジナ釣りやアユ釣り、ヘラブナ釣りなど
数千人単位が参加する釣り大会があるが
上位入賞者の顔ぶれはだいたい、いつも同じである。
マグレで1回の優勝はあったとしても
2回、3回はない。
しかし、現実には、2連覇、3連覇する人たちがいる。

そのようなエキスパートも
魚がいない場所では、魚を釣ることができない。
ウデに覚えがある人ほど、場所選びは慎重だ。

「今、どこで釣れているのか」

釣行前には、あらゆるネットワークを駆使して
新鮮な情報を掴む。
これが大事なのである。
初心者ほど、ポイント選びをおろそかにしがちだ。
それはとりもなおさず、釣りは運だと思っているからだろう。

技術は一朝一夕には向上しないが
この情報社会においては
鮮度のある情報は誰もがたやすく入手できる。

一昔前はスポーツ新聞の釣り欄が
最もオーソドックスな情報源だったが
近年はより速報性のあるインターネットや携帯サイトが
主流になっている。

というわけでオススメしたいのが
携帯釣りサイトの釣りキング

携帯釣りサイトのさきがけであり
沖釣り、磯釣り、バス釣り、アユ釣り、ワカサギ釣りなどなど
全国1000店舗以上の情報提供店から
日々新鮮な情報が送られてくる。

釣果情報だけでなく
達人たちのコラムや
動画コーナー
ポイントマップなどなど
コンテンツはもりだくさん。

11月20〜30日にかけて
釣りキングサイト上にて
総額5万円の冬のボーナス企画を開催中。

キャンペーンに参加して
釣行費や釣り具の購入費をゲットしよう。




釣り具の窃盗


和歌山県で
漁船から釣り具等を盗んでいた男が逮捕された。
これまでの調べでは
3府県で64件、被害総額にして630万円という。

昨年、一昨年あたりから
房総半島や三浦半島あたりでも
「漁船の船外機が盗まれる」
という話を何度か耳にしたことがある。

あるボート屋さんなどは
レンタルボートに付いていた船外機を
ほとんどすべて一夜で盗まれたとか。

海だけではない。

霞ヶ浦や北浦のドックに係留している舟も
船外機の盗難の被害に遭っている。

ここ数年
霞ヶ浦・北浦のドックが釣り禁止になるところが少なくない。
釣り人のマナーの悪さが原因で
釣り禁止になってしまった箇所もあるが
船外機や漁具の盗難防止のため
関係者以外立ち入り禁止となってしまった場所もある。

一昔前までは考えられなかったようなことが
今ではフツーに起きている。

どうなる、ニッポン…

(山根)

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