ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2010年02月

大津波の恐怖


それにしても
チリでの地震の余波が
日本まで押し寄せてくるとは
改めて自然のパワーはスゴイと実感。

津波というと
真っ先に思い出すのが奥尻島だ。

奥尻島が大津波に襲われた後
ぼくは島を訪れたことがある。

案内していただいた地元の方に
「津波はあの辺りまで到達したんですよ」
と指さされた所を見てびっくり。

海沿いを走っている道路の山側の崖に
赤白のマーキングがされているのだが
それはビルの10階よりも高い位置にあった。

十数メートルもの高さの津波が
奥尻島を飲み込んだのだという。

今回は
そこまでの津波の心配はなさそうだが
油断は禁物だ。

(山根)

雪代ヤマメは馬鹿でも釣れる!?


今冬は全国的に雪が多かった。

渓流釣りは大いに期待できるだろう。

あまりいい言葉ではないが
「雪代ヤマメは馬鹿でも釣れる」
と昔から言われている。

雪が多いと雪代(ゆきしろ)も当然多い。
雪代が多いと水量も多く、しかもそこに薄いニゴリが入る。
警戒心の強い渓魚が
けっこう大胆に口を使うのだ。

とはいえ、雪代がガンガンに流れる日中は
水温が下がってしまうからよくない。
ゆえに、解禁早期は
気温が低い朝方がねらいめだ。

今月の
月刊つり人×楽天コラボ企画は渓流釣り。

解禁初期の基本的な狙い方と
最新の渓流釣りグッズを紹介していますので
渓流釣りを予定されている方は
ぜひ見てみてください!!

(山根)

シアワセを呼ぶ南風


明日も海上は南風が強いようす。

東京湾の三浦半島でも波高3メートルの予報。

今日のような暖かく湿った南風が吹き荒れると
クロダイが乗っ込みに入りやすい。
水深1メートルありやなしやという浅場で
50センチ近い黒銀がズドンッ!
久々に今年は味わいたいなぁ。

そうそう
今日も釣りビジョンの収録で話したけど
春のメバルは
潮が濁っている時や
曇天か小雨がパラついているような日並みなら
日中でもねらって釣れる。

以前、三浦半島のクロダイにハマッていたときは
けっこう釣ったなぁ。
クロダイはなっかなか釣れなかったけど
メバルは本当によく釣れた。

今週の日曜日は海も落ち着くようだし
ニゴリも残っているだろうから期待大かも…

(山根)

いつか行きたい百名渓


月刊つり人4月号が発売になりました。

特集は
「いつか行きたい百名渓」。

全国の渓流釣りのベテランに
とっておきの渓流を挙げていただき
ヤマメの渓
アマゴの渓
イワナの険谷
イワナの渓流
渓沿いの温泉
守り人のいる渓
本流編
里川編
名水編
滝壺編
というぐあいにジャンル分けしました。
その数なんと100河川!!

全国の渓流釣りファンのみなさん
初陣の前に
奮い立ってみてはいかがでしょう。


チラ見できます!

(山根)

テナガエビの妙


先日の国際フィッシングショー2010で
某大手釣り具メーカーのロッド開発者と話していたら
月刊つり人の愛読者だという。

単なる御挨拶かと思っていたら
なるほど、毎号じっくりと読んでいただいているようだ。

その方は大阪在住ということだが
タナゴ釣りやフナ釣りが大好きなのだとか。

また、一番気になるのは
テナガエビ釣りだと言っていた。

その方が言うには
関西にはテナガエビ釣りの文化はないという。
釣るのではなく網で掬うのだと。

網でガサガサやれば取れるのは分かっているけど
あの絶妙な引き味を楽しまないなんて
もったいないですよ〜!!!!

tenaga01

前回のブログでも書いたけど
ただ今、テナガエビ&ハゼ釣りのDVDを編集中。

水中映像もたっぷり入ってます。

エビちゃんとの駆け引きの妙は
やってみないと分からない。
で、一度やったら病みつきになること請け合い。

ベストシーズンは4〜7月。
多摩川や江戸川、荒川といった
都市河川でも手軽に楽しめます。

未経験者の方
ぜひお試しあれ!!

(山根)

本邦初のDVD制作


月刊つり人4月号がようやく手を離れた。

あとは印刷屋さんに頑張ってもらうしかない。

今日くらいゆっくりしたいところだけど
3月25日に発売予定の
DVDテナガエビ釣り&ハゼ釣りの制作にかからねば。

もちろん、実釣シーンに関しては
昨シーズンに収録済み。
ちなみに
ハゼもテナガエビも
撮影は陸上と水中の双方から。

アタリがあっても上手く乗せられないのが
この両者に共通する面白さ。
で、水中カメラは確かに捉えたのです。
アタリがあっても上手く乗せられない
その理由を!!!

興味のある人はぜひ
本邦初のテナガエビ&ハゼ釣りDVDをご覧下さい。

ちなみに
特典映像として
ハゼとテナガエビの激ウマ料理を紹介しています。

調理人は
港区芝に江戸時代から続く老舗「おかめ鮨」五代目店主
長谷文彦さん。

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やっぱりプロは違う!

ちなみに
長谷文彦さん出演のDVD
今すぐマスター! 魚のさばき方
はロングセラーになっています。

魚のさばき方だけにスポットを当てた
超レア物です。

(山根)



幻で終わらせたくない。


image

今作っている
月刊つり人4月号の表紙です。

発売日は2月25日です。
今日は2月19日です。
あと1時間ほどで2月20日です。
で、まだ先が見えません。

先ほどから
悪寒が全身を包み込むようになったのは
どうやら気温が低いからではないみたいです。

戦後間もない創刊当初は
発売日が遅れることも稀にあったようですが
ここ数十年間は
毎月25日にちゃんと書店、釣具店に並んでいました。

この表紙の雑誌を
書店、釣具店で見かけることがあったら
ぜひ見てやってください。

もし、25日を過ぎても
書店、釣具店でこの表紙を目にすることがなかったら。

リアルすぎて
今はその先のことを考えられません…

(山根)




就社ではなく就職!


気が付いたら外が暗くなっていた。

月刊つり人4月号の編集作業が大詰め。
すべてをかなぐり捨てて飲みに行きたいが
63年の歴史が、そうさせてくれない。

いつの日か、締切のない生活というものを
エンジョイしてみたいものだが
ぼくのようなふしだらなヒトは
締切がないとダメなのかもしれない。

ところで
ぼくは一応、大学は出ているが
高校1年から大学4年までずっとバイトしていた。
アルバイトをしなかったのは
大学受験前の半年間だけだ。

16〜22歳まで
さまざまなアルバイトをしたが
思いつくまま列挙してみよう。

調理場(そば・割烹店)
引っ越し
遺跡発掘(ほとんど土木工事)
中古車回送(陸運局に契約が成立した車を持ち込みナンバーを取る)
トラック運転手(ぽんぽこタヌキのおまんじゅう)
船乗り(大型客船に住み込み)
女性下着運搬(よく駅前で激安セールしている店の搬入搬出)
ビラ配り
パチンコ店員
コンビニレジ
百貨店お歳暮受付
ケータリング
居酒屋ウエイター
ガードマン
電気工事(外溝)
お好み焼屋(立ち上げからメニュー作りまで)

で、大学4年の夏から編集部でアルバイトを始め
今に至るというワケ。

まあ、ぼくの場合
遊びたくてもバイトをせねばならない理由があったワケだけど
今にして思えば
いろいろな仕事をしてみて
自分に合った仕事が自然と見つかったような気がする。

現在、就職氷河期再来なんていわれているけど
実は中小企業は人が足りていなくて
求人倍率も1・6倍なのだとか。

学生さんは大企業にしか入りたくないようだ。

職種ではなく
会社の規模でしか就職先を考えられないなんて
ちょっと可哀想だな。
それって就職ではなく就社だと思うんだけど…。

ちなみに今
編集部には早稲田と中央の4年生がバイトしているけど
彼らの周りにも就職浪人はかなりいるみたい。

昔と違って今は転職だって普通なんだから
とりあえず働けばいいと思うんだけど。

今日は徹夜
場合によっては明日も徹夜。
でも、好きな仕事だからやってられる。
ある意味
好きな仕事を見つけられたぼくらはシアワセなのかもしれない。

(山根)





大型メジナの季節


フィッシングショー2010で
伊豆大島の釣具店の若旦那にお会いした。

本人も根っからの釣り好きであり
そのような釣り具店の店主の多くがそうであるように
まるで商売っ気がない。

少しでも調子が悪いと
「たいして釣れてないから来ないほうがいいよ」
とハッキリと言う。

で、当日。

「メジナはどうですか?」
と聞くと相好を崩すではないか。
これは、とてもいいということだ。

「取れないんだよ。夕マヅメにさ
野田浜でもアカッパゲでもオオツクロでも
必ずズドンっていうのが来るんだけど
どうしても取れないんだよ。
一度なんて
仕掛け回収しようとしたら
根掛かりしていたんで
ミチイトをつかんで引っ張っていたら
ウキが沖にするする出ていくんだよ。
慌ててサオをあおったけどダメだったな」

沖磯と違い
伊豆大島の場合、
地磯からの釣りになる。
そのため、メジナ釣りのゴールデンタイムである
夕マヅメを存分に楽しめるのだ。

ぼくも似たような経験をしたことが
何度もある。
夕マヅメになると
明らかにそれまでとは違う魚の群れが入ってくるのだ。

オナガメジナである。

それも全身が茶色い茶グレだ。

ぼくは48センチまでしか取ったことがないが
目方は2キロ近くあった。
そんなのが1ヒロでバキバキ当たってくるのだ。

そうそう
フィッシングショーで会った
別の磯釣りのベテランは
フィッシングショーが終わったら八丈島に直行するといっていた。

八丈小島のシモダテで60オーバーが連発しているというのだ。

シモダテは一見すると単なるワンドなのだが
どういうわけか大型オナガメジナがよく釣れる。
メジナだけではなく外道のサンノジもイズスミも
ハリ掛かりしてくるのは50オーバーがほとんど。

大きな沈み根があるため
ハリスは最低でも5号。

あ〜、そんなガチンコバトルしてえなぁ。

(山根)







遠くのヤマメより近くのコイ


千曲川を筆頭に
長野県下の多くの河川で今日、
渓流釣りが解禁になりました!!

千曲川水系は放流量も多く
釣りやすい渓流が多くて
大の人気河川。
クルマをかっ飛ばして行きたいところですが
月刊つり人4月号の締切が
ひたひたと迫っており
とてもではないけど行けません。

いや、月刊誌の締切が終わっても
ナンダ&カンダと仕事が山積していて
とても泊まりでの取材は出られそうもありません。

でも、ノープロブレム。
近くを流れる多摩川には
こんな凄い魚がいます。

P1304667

スペイン人のロベルトさんが持つと
まるで海外のワンシーンのようですが
これは、あの多摩川です。

多摩川なら
日帰りどころか
午前中だけサオだしして
午後から編集部に行くことも可能。

何はともあれ
目の前の締切を乗り越えなくては…。

(山根)
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