ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2010年08月

過去最大級の渋滞を回避!


高速道路無料化などのため
2010年のお盆休みの高速道路の渋滞は
過去最大規模になるとの予測だった。

「渋滞するって分かっているのに
よくまあ出かけるもんだ」
と帰省ラッシュのニュースを去年まではせせら笑っていたもんだが
諸事情によりお盆休みのど真ん中に越後湯沢に行くことに…。

11日出発で帰りは15日。

でも、行きも帰りも、しっかり渋滞回避に成功!

帰りなどは、なんと都内まで2時間!

答は簡単。
行きは昼に出発し
帰りは早朝に出発。

これが、逆だと渋滞に巻き込まれるのだけれど
多くの人と逆の行動をとることで
過去最大といわれた大渋滞を回避できたのだ。

で、こうしていつもどおりに編集部に来ているというワケ…。

こんなオチが待っているなら
何も早起きして帰って来ずに
もう1日ゆっくりしたほうがいいじゃないか
という話も大いにありますが……。

(山根)

台風4号接近中


大陸方面へ進んでくれると思われていた台風4号が
進路を北東に変えて日本列島に沿うように
日本海を進みそうだ。

ショック。

日本海側にアユ釣りに行こうと思っていた矢先なのに!!

それにしても
この時期で4号とは
今夏は台風が随分と少ないなあ。

それとも、これから立て続けに来るのだろうか。

(山根)

明日のメルマガの内容


好評をいただいている
つり人社メルマガは毎月10日と26日に
配信を予定しております。

で、明日の内容はといえば…。


【1】鈴木康友の「読んでトクする釣りコラム2」
「スーさん」ことつり人社社長がお届けする折々の情報。役に立ちます!
【2】メルマガで始めよう!釣り入門1.クロダイのルアーゲーム(後編)
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    釣り講座です。 
  
【3】つり人社の定期誌&新刊案内
    つり人社から旬の出版情報をお届けします。
【4】メルマガで始めよう!釣り入門2.アユの友釣り(後編)
    前・後編たったの2回で旬の釣りがスタートできる超短期間マスター
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という感じです。

万が一、まだ登録していないという方がおられましたら
ぜひ、登録してみてください!
もちろん無料です。
登録はコチラをご参照ください。

(山根です)

「鯉魂4」最終チェック



今日はコイ釣りDVD「鯉魂4」の最終チェック。

余呉湖と多摩川で大ゴイがヒット!
ドラッグがジリジリと出る緊迫のやり取りは
何度見ても手に汗握ってしまう。

ちなみに
出演者の福安佳秀さんは
9月にフランスで開催されるWCC(ワールド・カープ・クラシック)に出場する。

このDVDを見るかぎり
福安さんなら、やってくれそうだ!

25
発売は8月25日を予定しています!

(山根)

この時期気をつけたい毒魚


沖縄でダイバーがオコゼに刺されて亡くなったそうだ。

「オコゼで死んでしまうのか…」

おそらく、オコゼに刺されて死に至るというのは
かなり稀なケースと思われる。
かくいうぼくもオコゼに刺されたことがある。
しかも、まな板の上に置いたオコゼに!!

かなり痛い。
ハチのように飛び上がってしまうほどの痛さではなく
重みのある鈍い痛みである。

そして、これは恐らく毒成分のためと思われるが
ものすごくブルーな気分になる。
自らの不注意で刺されてしまったことに対して
自分自身を呪いたくなる。
もう、なにもかもイヤになって
あらゆることに対してやる気がなくなってしまう。
ぼくはむしろ
痛みよりも、そのような精神的ダメージのほうが辛かった。

ちなみに、ヒレなどに毒のある魚はオコゼだけではない。
特にこの時期、各地の沿岸部で釣れる魚の中で
アイゴゴンズイには特に注意されたし。釣れたら、ゼッタイに手掴みしてはいけない。
もう、その日一日がブルーになってしまう。

夏の海釣りはとっても楽しいけれど
さわって安全な魚か否かだけは覚えておこう。

(山根)

1万年に1度の雨


7月30日のこのブログで
ダムによる治水には限界があることを書いた。
それどころか、昨今の川の急激な氾濫には
ダム放水が深く関わっているということも…。

ゲリラ豪雨の報道では
氾濫する川の映像を流し
「ダム反対派の人たちは
この映像を見てもダムは必要ないとでも言うのでしょうか。
コンクリートから人へなんて言っている場合じゃない」
などとコメンテーターらに発言させている。

しかし、現実には氾濫しているほとんどの河川には
すでにダムがあるのである。
ダムがあるのに、川が氾濫しているのだ。

その点を追及されると国交省は
「現在のダムは100年に1度の洪水を想定して設計されている」
と弁明する。

つまり、100年に1度の雨が
ここ数年は毎年降っているというわけだ。

100年に1度の雨ならかわいいもんだ。

アジア最長、全長6300キロの大河、長江。
四川省、重慶市、湖北省などを潤して上海で東シナ海に注ぐ。
流域住民の数、4億人。
気の遠くなるような悠久の大河であるが
この川に21世紀最大の愚行ともいわれている
三峡ダムが長年にわたり建設され、ついに昨年完成した。
貯水池の全長はなんと600キロメートル!!!

これもいわゆる多目的ダムであり
治水に関しては
「1万年に1度の洪水でも安全」といわれている。

今年に入り
中国でもゲリラ豪雨が多発。
6〜7月にかけて
なんと三峡ダムが造られて安全なはずの長江流域でも
1000人近くが洪水で亡くなっているという。

今日の読売新聞にその理由として
「当局はダムの安全を優先して下流に放水、洪水を誘発したと思う」
という関係者のコメントが載っていた。

1万年に1度の洪水にも対応できるはずの世界最大のダムが
たった1年で耐えきれずに放水してしまったのである。

くどいようだが
ダムによる治水には限界がある。
三峡ダムをしてこのていたらくなのだから。

ちなみに、三峡ダムのことを対岸の火事と思っている方もいるかもしれないが
それは大きな間違い。
三峡ダムが注ぐのは東シナ海だ。
豊かな東シナ海の生態系を支えているのは
利根川の20倍以上の規模がある長江(揚子江)が運んでくる
さまざまな有機物である。
この供給が、三峡ダムによってストップしてしまうのだ。

黒潮は東シナ海を通り
太平洋に流れる。
あるいは、対馬海流となって日本海へ分派する。

つまり、東シナ海の魚族は
黒潮に乗って太平洋や日本海にくるのである。
その東シナ海に魚がいなくなったら
太平洋や日本海はどうなる…?

ここ数年、
海の中が明らかにおかしい。
しかも、今年はサンマがまるで獲れないという。
三峡ダムの影響でなければいいのだが。

(山根)



水辺ではないけれど怪談…


学生時代、夜釣りに行く際に
いつも通っていた国道沿いに
心霊スポットがあった。

廃墟となったS原病院で
テレビの怪談企画や、その手の雑誌にも度々出るくらい有名だった。

ある晩
霊感がすごく強いというウワサの女友達を
S原病院に連れて行ってみようという話になった。

彼女は色白で長身、スレンダー。
髪の毛は漆黒で腰くらいまであり
その気になればモデルにもなれるだろうと思われるくらい美人だった。
声も低く近寄りがたい感じがするが
笑った顔は可愛らしかった。
どういうわけか男はいなく
みんな虎視眈々とねらっていた。

心霊スポットめぐりの話を切り出すと
最初は気乗りしないようだったが
ドライブがてらちょっとだけでいいからと説得して
来てもらえることになった。

情けないことに
ぼくも友人たちも、それまでは怖くて廃墟の奥まで入れなかった。
だが、エスパーガールが一緒だと心強く
彼女の後を追ってズンズン入って行った。

S原病院の中はいい感じで荒れていて
どこから幽霊が飛び出してきてもおかしくない状況。
ああっ、あの時、彼女の背中が大きく見えたことといったら!

ひととおり見て回ってから
「ゼ〜ンゼン、なにも感じないよ」
と彼女。

すごい展開を期待していただけに
同行の野郎どももこのままでは引き下がれない。
まだ日付も変わっていない時間だったので
エスパーガールと周辺の心霊スポットを巡ることになった。

×××墓地、××トンネルなどに行ってみたが
彼女はいたって冷静。

「なんだか拍子抜けだな。
まあ、何も起きなくてよかったといえばよかったけど」
ぼくらは、どこか満たされない気分で帰路についた。

途中、「サリーちゃんの館」という軽いネーミングの心霊スポットのそばを通るので
せっかくだからそこに寄って帰ろうとなった。

サリーちゃんの漫画に出てきそうな館が林の中にあり
誰も住んでいないはずなのに夜更けになると電気が付く
などといわれていた。

住宅街の中の小高い丘の上にあるということもあり
S原病院や×××墓地にくらべると
全然怖くない。

ここで初めてこの晩
野郎どもが先頭を歩いた。
丘の頂に上るための階段を上がっていると
「私、止めておく」
と背後からエスパーガールの声。

今までの彼女の声とは明らかに違う
悲痛な声だった。
彼女は無言で上ってきた階段を降りはじめたので
ぼくらも慌てて付いていく。

道路に出ると
彼女の青白い顔が外灯の明かりの中に浮かび上がった。
「悪いことは言わないから、ここは止めておいたほうがいいよ」
その後、彼女は一言も発しようとしなかった。

その晩は
彼女を自宅まで送り届けて帰路に付いたが
何かが憑依したのではと心配だった。
それから数週間後に彼女に会ったが
いつもの彼女に戻っていたので安心した。

その後も、何度か彼女と会う機会があったが
あの晩、何を感じたのかは決して教えてくれなかった。
いまだにナゾである。


というわけで
現在発売中の月刊つり人9月号にも
毎年恒例、「水辺の怪談」が載っていますので
この手の話がお好きな方はどうぞ。

でも、夜釣りに行く予定のある方は
ご遠慮ください…。

(山根)










鯉魂4発売日迫る!


今、世界中を熱狂の渦に巻き込んでいる釣りが
カープフィッシングだ。

今年も9月上旬にフランスで世界30カ国のカープアングラーが一堂に会す
コイ釣りの世界選手権、WCC(ワールド・カープ・クラシック)が開催される。

このカープフィッシングを
日本に持ち込み伝道師となったのが
福安佳秀さんだ。

福安さんがボイリーという飴玉のようなエサで
老獪なコイを1日に10尾以上釣る
カープフィッシングのテクニック解説を懇切丁寧にしたDVD
鯉魂は2年前に発売され、今なお売れ続けている。

鯉魂では
どのようにして1日に2ケタのコイを釣るかという
数釣りテクニックについて福安さんは解説した。

そして、鯉魂から2年経った今。
福安さんが
「大ものを釣るため」のメソッドを
余すところなく解説したDVDが8月下旬に発売される。

今日はその鯉魂4の編集チェックを朝から行なっていた。

ロケ地は滋賀県の余呉湖と神奈川県の多摩川。
いずれのロケにも同行はしていたものの
いざ、動画にまとめられたものを見ると
手に汗を握って画面にくぎ付けになってしまう。

ていうか、頭の中はすっかりアユモードになっていたけど
コイ釣り行きたい。

全国のコイ釣りファンのみなさん、もうしばらくお待ちください!

(山根)


照り込むほど活性が高くなる魚


暑い。
こんな日は魚もグッタリお休み…。
と思ってしまうところだが
人間にも暑ければ暑いほど燃えるタイプがいるように
魚も照り込みが強いほど活性が上がる種がいる。

代表的な例を挙げると
アユとクロダイだ。

アユの場合は日照り続きで渇水になってしまうと
活性が低くなってしまうが
水量が保たれていれば、照り込むほどに元気になる。

クロダイに関しては
日照りが続き、潮が濁るほどに大胆に行動するようになる。
特に落とし込み釣りやスイカ釣りでは
照り込み&ニゴリはキツイほどいい。

今月の月刊つり人×楽天コラボ企画はクロダイの落とし込み釣り。

取材をしたのは編集部O。
落とし込み釣り取材は初めてだ。

初めての釣りの取材は緊張する。
幸運にも、講師のベテランが大型のクロダイをすぐに釣ってくれ
「せっかくだからキミもやったらどう?
体験したほうが、記事も書きやすいでしょ」
と声を掛けてくれたという。

仙台で生まれ育った編集部Oにとって
クロダイは憧れの魚。
喜び勇んでタックルを借りてやったところ
なっなんと
48センチのクロダイを筆頭に
カイズ1尾、30センチクラスのキビレ3尾、40センチオーバーのフッコ1尾と
短時間で入れ食い状態だったという。

場所は横浜沖堤。
エサはモエビだったそう。

今頃は、さらに状況はよくなっているはず。

(山根)


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