ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2010年10月

カープフィッシングが、ついに地上波で。


台風14号が接近している。

「コイは風を釣れ」
という格言があるように
主に湖のコイ釣りでは風を味方にできた人が
好釣果を上げられる。

特に大型のコイほど
強風が吹いて湖面が波立ち
ニゴリが入った状況下で
釣り上げられている。

台風の前後を狙い撃ちするベテランもいるが
荒天時というのは危険が伴うので
決して無理をしてはならない。
釣りはあくまでも遊びなのだから
すべてにおいて安全を優先してもらいたい。

我が国のカープフィッシングの第一人者といえば
愛知県在住の福安佳秀さんを置いてほかにいない。
ルーマニア、アメリカ、フランスと
これまで3度の世界選手権に出場しており
国内でも各地で実績を残している。

弊社では福安さん出演のDVD鯉魂鯉魂4を出しているが
このたび、福安さんが地上波に登場することになった。
釣り人におなじみの釣り番組ザ・フィッシングだ。
来週の11月6日に予定されている。

コイ釣りファンのみなさん
福安さんのボイリーマジックをぜひ見てみてください!

(山根)

秋、クロダイの荒食い


台風14号が北上のスピードを上げた。
当初は31日の日曜日に関東直撃かと思われていたが
この分だと明日には抜けてくれそうだ。

海は余波が残るだろうから
油断は禁物だけど
明日早めに抜けてくれれば
31日にクロダイ釣りは面白そうだ。

特に湾内の奥まった場所で
河口が近くにあるような所がチャンス大!

今月の月刊つり人×楽天コラボ企画
落ちのカイズ釣りを取り上げています。

カイズとはクロダイの若魚のことで
一般的にクロダイの20センチ未満をチンチン
20〜35、40センチくらいまでをカイズ
40センチ以上をクロダイと呼びます。

40センチ以上のクロダイとなると
なかなか簡単には手にできませんが
カイズは条件がよければ
1日に2ケタを手にすることも可能。
特に秋は有望で
ぼく自身も1日に2ケタのカイズを手にしたこともあります。

秋のカイズの荒食い。
キーワードは荒れ後、湾内、河口付近ですよ!

(山根)



小2の娘に好きなひと


小2の娘が早くも色気付きはじめた。

好きなひとができたのだという。

「は〜、でっ誰なんだい?」
「えへへへ。嵐の大野君」
「え〜っ、嵐の大野君ってジャニーズの?」
「うん、嵐の中で一番好き」
「なんで好きなんだい」
「えへへへ。パパと同じで釣り好きなんだよ」

そういえば、モー娘。の歌にも
釣り好きには悪い人がいない
なんてフレーズがあったっけ。

いつの日か
嫁ぐ日が来るのだとしたら
釣り好きの男と一緒になってほしい。

なんて思った秋の夜長でした。

(山根)

釣れる時、釣りを止める時。


昨日のブログで第20回神保町ブックフェスティバル
みんなで遊ぼうフィッシングin川越まつりについて触れましたが
台風14号のため
みんなで遊ぼうフィッシングin川越まつりは
11月3日に延期になりました。

神保町ブックフェスティバルはまだ連絡ありませんが
直撃だとちょっと微妙かもしれませんね。

実は今週末は、編集部員がそれぞれ取材を組んでいたのですが
ほとんどが延期になる見込み。

とはいえ、クロダイやコイなどは
荒れたほうが大型の期待が高くなります。

大荒れで危険が伴うような場合は
もちろん無理はしませんが
適度な荒れぐあいであれば
取材決行です。

磯釣りには
「釣れる時と釣りを止めるべき時は紙一重」
という名言があります。

あくまでも安全第一を念頭に
適度な荒れを味方に付けてみてはいかがでしょう。

(山根)

釣り好きにおすすめイベント


今朝のNHKのニュースでも大きく取り上げられていましたが
今週末の30日、31日に
世界最大の本の街、神田神保町で
第20回神保町ブックフェスティバルが開催されます。

小社も「本の得々市コーナー」に出展します!
町の本屋さんではなかなか目にすることがないような
釣り関連の希少本を半値に近い価格で販売します!
全国の釣り好きのみなさん
この機会をお見逃しなく!

また、30日は
埼玉県川越市の川越水域公園で
日本釣振興会埼玉支部主催による
みんなで遊ぼうフィッシングin川越まつりが開催されます。

ルアーフィッシング、フライフィッシング
ヘラブナ釣りなどの入門教室や
マスつかみ捕りコーナーなどもあります。

つり人社ブースでは
最新の釣り関連の書籍、雑誌、DVDを販売しています。
ぜひお越しください!

(山根)

カネヒラが表紙の釣り雑誌


昨日のブログで新刊の案内をさせていただきましたが
肝心の月刊つり人12月号の紹介を忘れていました。

cover

どうしたら自然界でこんな美しい色が出るの?
と唸らずにはいられない表紙の魚は
タナゴの仲間のカネヒラです。

カネヒラの写真が表紙を飾る釣り雑誌など
月刊つり人以外ありえません。

特集の「秋の湖沼案内。」は
表紙のカネヒラをはじめ
キンブナ、ワカサギ、山上湖のコイ、ヒメマスなどなど
紅葉がきれいな湖沼の釣りをピックアップしてみました。

第2特集は
落ちのクロダイ釣りです。
クロダイを釣るなら、今がビッグチャンス。

今夜は風が強く吹く予定なので
明日あたり、海はニゴリが入ってねらいめかもしれませんよ。

ちなみに、月刊つり人はデジタル版も販売しています。
ネット書店のフジサン経由で購入すれば
注目のipadやiphoneでもご覧になれます。

デジタル版の詳細はコチラ

(山根)

食欲の秋、釣りの秋。


食欲の秋、読書の秋、釣りの秋。

というわけで
続々と新刊が発売になりました!!

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トップバッターは本日発売の
トラウトルアー専門誌鱒の森vol.8

トラウトアングラーはもちろん
オールドABUファンも必見です。
渓流のオフシーズンも
この一冊で乗り切れると思います。
それくらい濃いです。

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続いては
DVD海サクラ&海アメ

年々人気が高くなる北海道の海のサクラマス&アメマス釣り。
北海道ならではの
ダイナマイトボディーが連発します。
こんなの見たら、週末は北海道通いになっちゃいそう。

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まさにベストシーズンに突入した
ワカサギ釣りの人気ムック
なるほどTHEワカサギ大全

ワカサギ釣りは老若男女が
手軽に楽しめますが
舐めてかかると痛い目に遭うことも。
家族や友人、彼女の前でいいところをみせたいなら
最低でも本書を読んでから釣行すべし!

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タナゴ・フナ特選釣り場ガイド

かつては、どこででも手軽に釣れたフナ・タナゴ。
ところが、今では「どこで釣れるかよく分からない」
ターゲットの代表格になってしまった。
特に、関東周辺では、釣り場探しは難しい。
というわけで
関東周辺のフナ・タナゴ釣りポイントを集めたのが本書。

いるところには、いるんですね〜。

(山根)

生物多様性における「箱」と「コンテンツ」


ネット関連の打ち合わせなどで
「箱」と「コンテンツ」という言葉が
しばしば用いられる。
「箱」はシステムや仕組みのことであり
「コンテンツ」は中身のことだ。

「箱」と「コンテンツ」は
どちらかが優れているだけではダメだ。
大切なのは両者のバランスである。

名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)
が開催されていることもあり
テレビや新聞、週刊誌が生物多様性を取り上げる
機会が増えている。

それらを見ていて思うのは
「コンテンツ」のことしか議論されていない
ということだ。

地球上のさまざまな生物を「コンテンツ」とした場合
生物を育む自然環境は「箱」である。

しかし、「箱」に関しては
まるで別問題のごとく議論されず
「コンテンツ」だけがクローズアップされる。

たとえば多摩川の外来種問題。
家庭で飼育されていたと思われる
グッピー、エンゼルフィッシュ、アリゲーターガー
などの熱帯魚をはじめ
ブラックバス、ミドリガメといった
外来種が増えているという。

由々しき問題ではあると思うが
そこにいるグッピーやエンゼルフィッシュが問題なのではなく
熱帯の地にしか生息できぬはずの熱帯魚が
越冬できてしまう「箱」、つまり多摩川自体が問題なのである。

多摩川の場合、
羽村取水堰よりも下流には
多摩川本来の水は流れていない。

多摩川中下流域の水の7割は
下水処理水なのである。
下水処理水は温度が高いため
多摩川中下流域では真冬でも
水温が高いのである。

つまり、高水温を好む外来種にとって
居心地のいい「箱」なわけだ。

多摩川はほんの一例だ。

外来種が増えて在来種が減ったのは
外来種が在来種を食べつくしたからではない。
「箱」が在来種よりも外来種の生息に適してしまったからだ。

日本の淡水魚の多くは
水草のあるところで産卵し
水草のあるところを住処にしていたが
コンクリート護岸が
一瞬にして彼らの生息環境を奪ってしまったのだ。

もし、在来種の復活を本当に望むなら
外来種問題だけではなく
河川や湖沼の護岸化、ダム、農薬による汚染などの自然環境問題にも
同時に取り組まねばならない。

しかし、現状は
そのような「箱」は置いておき
「コンテンツ」だけがクローズアップされる。

極端な例を挙げれば
霞ヶ浦などは本来、海とつながっていた汽水湖であったのを
河口堰によって完全に淡水化してしまったのだ。
それだけで、魚介類にどれだけの打撃を与えたことか。

海水魚を飼育していた水槽の中を
完全に真水にしてしまえばどういうことになるのか
火を見るよりも明らかである。

それにもかかわらず
それら在来種がいなくなった要因を
外来種の食害だと騒いでいるのが
いまの生物多様性問題なのだ。

(山根)



鮎の瀬


ある女性の胸元に視線が釘付けになった。

デカいとか、美しいとかではなく
胸元の名札に。

「鮎瀬」
という二文字が
アユ釣り好きのぼくの瞳を一瞬にして奪ったのである。

仕事柄、いろいろな人に出会うが
「鮎瀬」という苗字は初めて。

反射的に
「素敵な名前ですね。なんて読むのですか?」
と聞いてしまった。

「あゆせ」ではなく「あゆがせ」と読むそう。

日本には3万本以上の川が流れているといわれるが
川はふつう、瀬、淵、瀞(とろ)を繰り返す。

川漁が盛んだった地では
それぞれの瀬や淵に名前が付けられている。
「馬洗いの瀬」、「釘締めの瀬」、「戦の瀬」
といった具合だ。

「あゆがせ」というくらいだから
アユがよく捕れた瀬があり
その近くで暮らしてきた人たちなのだろう。

聞いてみると
栃木県の那須出身だそう。

栃木県那須郡を潤す川といえば
今や日本イチの天然アユ河川ともいわれる
那珂川である。

「鮎瀬」さんは30代と思われたが
幼いころは祖父に連れられて
那珂川でよくアユを捕ったとか。

ちなみに、「鮎瀬」ではなく「鮎ケ瀬」という苗字もあるのだとか。

(山根)

Honda釣り倶楽部更新されました!!


9月の長期予報では
2010年秋は例年より寒い
なんて言っていたけど
とっても過ごしやすい日々が続いています。

山々もようやく色づき始めたようで
今度の週末、紅葉を愛でながら
たまには家族と釣りに行かれてはいかがでしょうか。

全国の釣り人たちの間で人気急上昇中の
Honda釣り倶楽部では
ワカサギ釣り入門がアップされました。
これを読んでおけば、ビギナーでも安心してワカサギ釣りを楽しめます。

また、本多絵里子ちゃんの
つり女子活動記も更新されました。
今回は石崎理恵さんと外房にアジ釣りに行きました。

房州のアジ郷土料理のコーナーなどもあるので
ぜひご一読を!

(山根)
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