ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2011年09月

1.5メートルのイワナ


月刊つり人の副編集長のM野が
無事に黒部の源流取材から帰ってきた。

M野が取材に出ている間
リアルで危険な夢を見たので
気が気ではなかったのだ。

イワナの楽園といわれる黒部だけに
当然ながら釣果は充分すぎるほど上がったという。

「次に行く時は、ツバメのルアーを作っていきますよ。
1.5メートルくらいのイワナが飛びつくらしいです。
うまくすれば、UFOの写真も撮れるかもしれません」

無精ひげを生やしたM野は真剣に話す。

黒部の源流でナニがあったのか……!?

ブツブツと話し続けるM野の姿は
アラスカの町ノームで起きた超常現象を題材にした映画
The 4th Kindの登場人物たちと
ダブって見えるのだった。

(山根)

2011 多摩川ハゼはいかに!?

9月上旬に日本列島を襲った台風12号。

あの時に降った雨の影響で多摩川には強いニゴリが入り
ニゴリが完全に取れる前に台風15号が直撃。

結局、9月の1ヵ月間はほとんど濁りっぱなしである。

これから最盛期を迎えるハゼは大丈夫だろうか。

彼岸も過ぎたことだし
ちょっくら釣査してこよう。

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というわけで、六郷エリアから見て回ったが
ニゴリに加えてヘドロが岸辺に堆積していて
苦戦は必至。

できるだけニゴリの影響が薄い大師橋下流の
最下流部エリアに入釣。

しかし、本調子には程遠い状況。

岸辺は全く生命感がないので
チョイ投げねらう。

探ってもアタリがないので
置きザオにしていると
小気味よくサオ先が絞り込まれる。

正体はセイゴだ。

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上げ3分からは
いいペースでセイゴが当たる。

たまに違う引きで当たってくるのはハゼ。

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ハゼはいずれもデカい。

例年であれば、今頃は5〜10センチのハゼが
入れ当たりになるのだが。。。

結局、ハゼはツ抜けも叶わず。

2011年のシーズンはすでに終わってしまったのか。

それとも、ニゴリが取れれば状況は回復するのか。

次の大潮回りにもう一度釣査してみたい。

(山根)





2011 渓流釣りラストスパート


2011年の渓流釣りも残すところあとわずかである。

月刊つり人副編のM野は
昨日から黒部の源流に行っている。

事前情報では
すでに黒部では初霜がおりたとか……。

数日前に
アイガー北壁での悲劇を描いた映画
運命を分けたザイル2を見たこともあってか
今朝は、黒部での危険な夢を見て目が覚めた。

釣りは自然相手の遊びだから
危険は常について回るが
そこがまた、釣りを一層魅力的なものにしている部分でもある。

ディスプレイ越しのバーチャルな世界とは
決定的に違う点といっていいだろう。

ラストスパートいえば
丸沼のトラウトフィッシングも残りあとわずか。
標高1400メートルだから
もうダウンジャケット必携だろう。

現在公開されている
Honda釣り倶楽部でも丸沼のマス釣りが取り上げられているので
ぜひご一読を!

(山根)




数釣りの美学


釣り一筋65年の弊社編集部の門を叩くのは
ぼくをはじめ、釣りにはちょっとばかし自信を持った者ばかり。

そして、1ヵ月もしないうちに
自分の修行の足りなさを痛感するのです。

名手と呼ばれる人たちの
技術、知識、発想、努力がいかにスゴいか。
少なくとも、入社10年は目から鱗が落ちっぱなし。

釣りというのは「運」が大きく介在すると思っている方は多いと思いますが
7割方はウデで決まると思って間違いないでしょう。

そうでなければ、数千人が参加する全国規模の釣り大会において
上位入賞者の顔ぶれが毎年同じなんてことはありえません。

しかし、現実にはアユ釣り界の小澤剛さんのように
全国規模の大会をすべて制覇してしまう人もいるのです。

昨日発売になった月刊つり人11月号では
そんな超人たちの釣りに対する取り組み、考え方などを一挙公開しています。

特集はズバリ、「数釣りの美学」です。

表紙のカワハギはじめ、クロダイ、メジナ、シロギス
アユ、ヤマベ、ヘラブナ、タナゴなどなど
競技性の強い釣りの中で
圧倒的な強さを誇っている人たちを取材しました。

釣りは釣れなくても面白いという人もいますが
釣りは釣れたほうがゼッタイに面白い。

名手たちの釣りを
ぜひ参考にしてください!

(山根)






台風15号通過後の多摩川


台風15号は予想以上に凄かった。

ニュースで
「八王子市を流れる浅川が〜」
「茨城県の久慈川が〜」
「神奈川県の相模川が〜」
「小田原市の酒匂川が〜」
危険水域に達したとか
よく行く釣り場が氾濫した映像が度々流れるかと思えば

「相模川の湘南銀河大橋でトラック数台が横転」
など、よく行くポイント名が連呼されていた。

ちなみに、八王子市を流れる浅川とは
多摩川の支流。

一夜明けた多摩川も、すごいことになっていました。

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写真は宿河原堰周辺。

先日の台風12号によるニゴリがようやく
薄れてきた矢先だったのに……。

(山根)



フィットシャトル ハイブリッドで奥日光のマス釣り旅へ


Honda釣り倶楽部9月号が公開になりました。

必見は魚GET大作戦

ウワサのフィット シャトル ハイブリッドを駆って
中禅寺湖、丸沼へマス釣りの歴史を探る旅に行ってきました。

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我が国のマス釣りの歴史を語るうえで
中禅寺湖、丸沼は避けて通れません。

台風一過の三連休
秋の気配が濃厚に漂う奥日光へ出かけてみては?

(山根)

NHK BS「にっぽん釣りの旅」でヤマベ釣り


一種の釣り人病なのだろうか。

何時に床に入っても
朝6時くらいにはパッと目が覚めてしまう。

昨夜のように校正で深夜帰宅しても
あるいは、日付が変わるまで飲み歩いていたとしても
遅くまで寝ていることができない。

朝マヅメ=大事な時間=寝ているなんてもったいない

長年の釣り生活で、
このような方程式が身体に染み付いてしまっているのかもしれない。

というわけで、今朝も数時間まどろんだ程度で目が覚めてしまった。

そして、次の瞬間には、
「あっ、そうだ録画してあるあれを見なきゃ」
とすぐにHDDレコーダーを立ち上げる。

お目当ては
9月18日(日)の9:30〜9:54 にNHkBSプレミアム放映された
「にっぽん釣りの旅」だ。

月刊つり人でも30年以上お世話になっている
フィッシングライターの葛島一美さんが
安田美沙子さんに小田原の狩川でヤマベ釣りを指南するのだ。

葛島御大から事前に送られてきたツーショット写真を見て
安田さんのあまりの可愛さに
「これは何としても見なければ」
と心待ちにしていたのである。

で、見た感想。

素晴らしいの一言。

締切に追われてささくれ立っていた心が
一瞬にして癒されたというか。

安田さんの釣り姿が、まばゆいほどに可愛らしい。

まあ、これに関しては
葛島さんが引き立て役になっているのは間違いないだろうが……

ルアーフィッシング全盛の今
ヤマベの蚊バリ釣りのような昔ながらの素朴な釣りは
忘れ去られた感があるが
「釣りって、そもそもこの感じだよな」
と朝からひとり納得。

月刊つり人は今後も
ヤマベやフナ、タナゴといった
素朴で温かみのある釣りを積極的に紹介していきます!

(山根)



プライドを懸けた男の闘い


本来なら
今頃は神通川でアユ釣りを満喫しているところだったが
例によって月刊誌の進行が遅れに遅れ
3連休は神保町の編集部でお仕事。

まあ、編集者にとって
暦はあってないようなもの。
こんな時、せめて雨が降っていれば救いようがあるが
よりによって、真夏の日差しが降り注ぐ絶好のアユ釣り日和。

あ〜あ、神通川行きたかったな〜。

やり場のないストレスを
どのように発散させるかというと
ぼくの場合、やけ食いである。

というわけで
昨日のランチは水道橋まで歩いて
ラーメン二郎インスパイア系のぽっぽ屋へ。
ラーメン大野菜玉ねぎマシ完食。

で、今日は
久しぶりに、とんかつ「いもや」へ。

いもやは「神保町にいもやあり」といわれる名店で
とんかつだけでじゃなく天丼いもや、天ぷらいもやがある。

しかし、アンチいもやもいて
その理由のひとつが独特な注文の取り方。

席に着くやいなや
「とんかつでよろしいでしょうか」
と注文を促してくるのだ。

メニューはロース定食とヒレ定食がある。
両方とんかつじゃないかと思うのだが
店員の言うとんかつとはロースのことなのだ。

だったら
「ロースでよろしいでしょうか」
と言ってくれればいいものを
「とんかつでよろしいでしょうか」
とくるから、最初は戸惑ってしまう。

「えっ、あっ、え〜と」
なんて躊躇していると

「とんかつでよろしいでしょうか」
とプレッシャーをかけてくる。

この場合、一般的な答え方としては
「はい」

「ヒレください」
となる。

まあ、慣れればどうってことないのだが。

で、今日の昼下がり、事件は起きた。

日曜日なので、いつもと違い遠来のお客が多い。

ロース定食を食べていたお客が
「これ、ヒレ?」
と憮然とした態度で店員さんに迫った。
言い方からして
単に注文を間違えられたからというより
そもそもの注文の取られ方に納得がいっていなかったという感じだ。

「お客さん、とんかつですよね?」
と店員さんは負けていない。

「ヒレ頼んだんだけど」
とお客は怒りを露わにしている。

「じゃあ、今からヒレ揚げます」
と店員さん。

お客の手元を見ると
すでにロースは半分ほどない。

さあ、どう出るか。

すると、お客は食べかけのお皿をカウンターに戻した。

つまり、ヒレを食べ直すのだ。

結局、お客は苦虫をかみつぶしたような顔で
ヒレを平らげた。
ちなみに、いもやの定食は
通常のとんかつ屋の1・5倍ほどのボリュームがある。

ロースを半分食べた後のヒレ定はかなりキツかったはずだが
お客も引っ込みがつかなかったのだろう。

店員とお客のプライドを懸けた
なかなか見ごたえのある闘いだった。

まあ、明日以降も間違いなく
「とんかつでよろしいでしょうか」
コールが変わることはないだろう。

(山根)








直ちに影響がないから大丈夫……


毎年、9月11日には
ワールド・トレード・センタービルに旅客機が突っ込む
衝撃的な映像がニュースで流れます。

一方、東日本大震災から半年が経過しましたが
福島第一原発の3号機が爆発した際の衝撃的な映像
ほとんどテレビで流れません。

海外では普通に流されているようですが……。

まあ、健康に直ちに影響がないから
わざわざテレビで見せることもないってことなんでしょうけどね。

(山根)

CarpFishing 2011 Fall Vol.8 発売!!


コイ釣りニュースタイルマガジンCarpFishing 2011 Fall Vol.8が発売になりました!

早いもので、創刊から8号目になりますが
大ゴイの収録数は今号が最多と思われます。

まさに大ゴイラッシュ!

三方湖で、榛名湖で、那珂川で、猪苗代湖で、木曽川で……。

魂を揺さぶられそうな大型が釣り人たちに抱えられています。


7009

さあ、間もなく秋の荒食いシーズン。

大ゴイ求めて、川へ湖沼へ繰り出そう!

(山根)
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