ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2012年06月

釣り用最強防水コンデジ登場


2007年6月のこのブログ
オリンパスの防水コンデジ、ミュー725を手にした衝撃をお届けした。

月刊つり人でも何度か紹介し
多くの釣り人が手にするところになった。

なにしろ、それまでのデジカメにとって水は大敵であり
ホコリなどにも、ものすごい神経を遣った。

ミュー725は名刺サイズでありながら、防塵防滴プラス耐衝撃という
それまでのデジカメの常識を覆した。

それから、同社の防水コンデジシリーズは着実に進化し
他社もこぞって防水コンデジ市場に参入し
各社から毎年のように防水コンデジが発売されるようになった。

正直、スペックを見るかぎり
性能はどれも似たような感じだったが本日
ミュー725の時と同じほどの衝撃を与えてくれた一台が発売になった。

オリンパス Tough TG-1

spin1

F2.0という明るい光学系レンズを装備し
12メートル防水。
レンズは35ミリ換算で25−100ミリ。
シャッターは秒間5コマ。
有効画素数は1200万画素。

カメラとしての機能は申し分なく
さらに
高速アシストGPSや電子コンパスを搭載。

撮影後に
グーグルアース上で、その日に移動した軌跡を表わすことができ
しかも、ibという独自のソフトを用いれば
地図上に、写真を撮影した場所に置くことができる。
自分だけの釣り場マップを
いたって簡単に作れるのだ。

さらにさらに
Eye-Fiカードを使用すれば
撮ったそばから、無線でipadやスマホ、無線搭載PCに写真を取り込める。

スーパーマクロモード時にはLED照明を付けられ
極小のミッジもご覧のとおり。

P6070036

水中もホントきれいに撮れます。

P6070058

釣り用防水コンデジとしては
現時点で最強といえるのではなかろうか。

(山根)




アップルがカーナビに参入!?


アップルが携帯端末のos「ios6」を発表した。

これはカーナビとしての使用も視野に入れられ
同社独自の地図サービスも搭載されるという。

これと音声操作機能Sirの新バージョンを組み合わせることで
カーナビ市場をねらうというのだ。

スゴい時代になったもんだ。

私は今でこそ年間1万キロくらいしか運転しなくなったが
取材で全国を回っていた頃は
年間3万キロ以上走っていた。
新車で購入し、最初の車検で10万キロを超え涙したことも。

普通の人よりはクルマの運転には慣れているつもりだが
重度のカーナビ依存症であり
カーナビが故障しようものなら
不安で遠出はできない。

ところで以前、弊社では
自動車メーカー大手のT社系の会社と共に
釣り専用カーナビを開発したことがある。

DVDのカーナビが出始めたころで
全国の遊漁船、釣具店、釣り堀などの釣り情報が3万件入った
その名も
「釣りキチなび平」。

当時としては画期的な試みで
注目度も高かったが
なにせT社の純正カーナビでしか動作しない。

しかも、〇〇年式の純正カーナビでしか正常な動作が保証できない
ということで
問い合わせが殺到したものの、
ほとんどが「なんだ、俺のナビじゃダメか」となった。

その後、カーナビはDVDからHDDが主流になり
VICSもFM多重から電波ビーコンも受信できるようになり
Hondaのインターナビ・リンクのように
VICSを使用せずにユーザーから集められた情報を元に
渋滞を予測できるようなところまで進化した。

ちなみに、インターナビ・リンクは
PCやスマホでも無料で使える。

そして、アップルの参入。

カーナビの進化から目が離せない。

(山根)

最も重要な文明の利器


現在、発売中の渓流釣りムック
渓流2012夏号には
特別付録として、一生モノのカスタムナイフ図鑑が付いています。

私も、渡辺隆之さんの薄造りペティーナイフを愛用していますが
これを用いると、不器用な私でも
カワハギやフグの薄造りがきれいにできます。

薄造りにかぎらず
中出刃で三枚おろしにしたサクを切る場合
以前は柳刃包丁を使っていましたが
ペティーナイフを使い始めてからは
こちらの出番のほうが断然多い。

ちなみに、ペティーナイフはじめ
今回の一生モノのカスタムナイフ図鑑に収録されているナイフは
コチラから購入可能です。

先日の大阪の通り魔事件は痛ましいかぎりです。
あのような事件が起きると、ナイフに関する議論がなされますが
人間が自然界で生き抜くのに
最も重要なアイテムは刃物です。

人間は、ナイフさえあれば、多くの物を作り出すことができるわけです。

カスタムナイフはオブジェとしての人気もありますが
ナイフが最も重要な文明の利器だからこそ
そうした価値が生まれるのでしょう。

決して安くはないですが
一生に一本くらいは……。

(山根)




幻のアジの干物


伊豆の宇佐美に「あじ一」という干物屋があり
アジの干物がめっぽう旨い。

魚が好きな人に送ってあげると
たいていの人は
「なんなの、あれは?」
と、その脂の乗り加減に驚く。

アジの干物には特上、上、中とランクがあり
特上のさらに上に幻というのがある。

けれど、幻はいつ行ってもあるというわけではない。
だから、幻なのだが…。

幻になるアジは決まっていて
それは例年、6月に五島列島で水揚げされたものに限るのだ。

アジの漁獲が少ないと6月中に売り切れてしまうこともあり
逆に多いと、年が明けてもあることも。

だから、あじ一に行くと
「幻ある?」
とあいさつ代わりに聞くのが習わしになっている。

昨年は、なんと幻のアジの水揚げがゼロだった。

今年はどうだろうかと先日、オヤジさんに聞いてみると
「もう少ししたら入るみたいだよ。なんだかアジの動きが遅れているみたいだな」
とのこと。

幻を味わうまで
もう少しの辛抱です。

(山根)







田んぼでメダカを育てよう


伊豆半島で
「田んぼでメダカを育てよう」
というアウトドアイベントがあったので行ってきました。

田植えを体験しつつ
田んぼにいる生物を捕まえてみようという
ほのぼのしたイベント。

伊豆半島というと
海のイメージが強いですが
内陸に入ると、昔ながらの田園風景が広がっている場所も多いです。

写真 12-06-10 10 43 14

写真 12-06-10 10 54 02

写真 12-06-10 11 18 37

当日は
シュレーゲルアオガエル
トノサマガエル
アメリカザリガニ、ホトケドウジョウ
各種オタマジャクシなどが、たくさん捕れました。

参加した子どもたちの大半は
田植えは途中で飽きてしまい
文字通りのドジョウすくいに夢中になっていました。

ちなみに、ザリガニ捕りでは
私の右に出る子どもはいませんでした。

少年時代、勉強はからっきしダメでしたが
ザリガニ捕りとメンコだけは誰にも負けませんでした。

あと、酒蓋も……。

(山根)



今が旬、伊豆ホタル


昨夜から、よく降りましたね。

今日はアユ釣りに行きたいところでしたが
この雨ではちょっと……。

でも、予報を見ると18時から雨が上がり曇りマーク。

梅雨の夜といえばイサキ釣りといいたいところですが
今年に入ってから父親らしいことをほとんどしていなかったので
子どもたちをホタル狩りに連れて行くことに。

6月のホタル狩りといえば
東京近郊では伊豆が有望。

熱海市の熱海梅園、
伊豆市の天城出会い橋周辺
伊東市の松川ダム、丸山公園
東伊豆町の竹ケ沢公園
などが有名どころですが
今年はアユのソ上が全国的に2週間ほど遅れ
コイの乗っ込みもフナの乗っ込みも
海の魚の行動パターンも例年よりも遅れ気味。

ホタルもまだ時期尚早かもしれないと思い
比較的早くからホタルが見られる伊東市の朝善寺へ。

写真 12-06-09 20 14 59

いました、いました。
けっこう、いました。

子どもたちは大喜び。

地元の方に聞いたところ
今年は、ホタルの行動が例年より早く
5月20日過ぎくらいからホタルが見られるようになったとか。

明日あたりで、もうここはお終いかもね、とのこと。

写真 12-06-09 20 08 30

どうにか、滑り込みセーフでしたが
自然界はよく分かりませんね。

(山根)




北海道はトラウトパラダイス


北海道の然別湖のミヤベイワナ釣りが昨日、解禁になりました。

然別湖には一度しか行ったことがありませんが
きれいで神秘的な湖です。

東京は蒸し暑くなってきたし
北海道にマス釣りでも行きたいですね。

マス釣りというと、つい海外に目が向いてしまいますが
北海道は世界屈指のトラウトフィールドだと思います。

見てください、この表紙の魚。

cover

支笏湖のモンスターブラウンです。

ニュージーランドでも、滅多にお目にかかれないマスです。

今月のノースアングラーズは、こんな魚のオンパレードです。

(山根)

ゲリラ豪雨のニュース

先日、深夜のニュースを何気なく見ていたら
画面に濁流が映し出された。
轟々と流れる川の真ん中辺りに
一台の車が屋根だけを出していた。

屋根の上には人が乗っており
レスキュー隊が救出しようとしていた。

中国のどこかの川だった。

救出劇は見事に成功し
ドライバーはまさに九死に一生を得た。

ホッと胸を撫でおろしたが
どこかに違和感があった。

記憶の中でニュースの一部始終を振り返ると
答えはすぐに見つかった。

ナレーションだ。

ナレーターの女性は
「集中豪雨による上流部のダムからの放水で河川が氾濫した中国の◯◯川では一台の車が取り残され〜」
と、河川の氾濫の原因をダム放水と説明したのだ。

日本でも
ここ数年は毎年のようにどこかの河川が氾濫しニュースで報じられる。
多くの場合、その原因はダム放水であるにもかかわらず
ニュースがそれに言及することは皆無に等しい。

単に、ゲリラ豪雨により◯◯川が氾濫し、となる。
正しくは、ゲリラ豪雨によりダムを放水したため、なのだが。

(山根)

流された放流アユ


アユやヤマメ釣りの解禁日というと
普通は、サオの林ができて
その木々が、次から次にしなる光景を見られるのだが
残念ながら、今期のアユ解禁日に、そうした歓喜に包まれた河川は
少なかったようだ。

要因のひとつに5月初旬に降った豪雨の影響がある。

たとえば、相模川などは、堰堤が破損するほどの大水が出た。

放流されて間もないアユは
この豪雨により、大半が流されてしまったのだ。

元々、天然アユが石にナワバリを持って
アユ本来の闘争本能をむき出しにするのは
梅雨明けからといわれる。

つまり、それまでは、放流アユがターゲットになるのだ。

しかし、今期はそれが
季節外れの豪雨で流されてしまったのである。

川は本来、瀬、淵、瀞が連続し、蛇行を繰り返すので
大水が出ても魚は淵などに避難できる。

しかし、河川改修工事により、
多くの河川は直線化され、淵や瀞が消失してしまった。
そのため、出水時の魚の避難場所がなくなってしまったのだ。

だから、大水が出たら、下手をすると
一気に海まで流されてしまう。

泳力のある天然アユならば
一度河口付近まで流されたとしても
水が引けば再び上流部目指してソ上するが
ぬるま湯で育てられた放流アユは、
どこまで差し返すことができるのか。

河口付近には、アユをねらうフィッシュイーターが多く
これらの餌食になるものも少なくないだろう。

とはいえ、相模川で標識放流されたアユが
酒匂川で採捕された例もあるとか。

放流アユはどこかに避難していて
水温の上昇とともにソ上を始め
ある日、突然掛かりだすなんてことになればいいのだが。

(山根)

渓流2012夏号発売

渓流釣りの専門誌
渓流2012夏号
が発売になりました!

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自然の奥深く、源流へ分け入る際に欠かせないのが
テントやタープ、寝袋、ストーブなどの野外生活グッズ。

今夏の『渓流』では、
”10年愛せる渓の相棒 もう一度、道具を考える”と題し
そんな"源流釣りの相棒"に焦点を当てます。

使い捨ての道具ももちろん便利なのですが、
今回力を入れて紹介するのは"長く愛せる野外道具の逸品"。

使い込めむほどの愛着の湧くストーブ、
コッヘル、そしてナイフをはじめ、
信頼できるテントやタープなども網羅しています。

また、源流釣りのベテランたちが使う道具も掲載。

丈夫さにこだわる人、軽さを追及する人など、
それぞれに個性的な道具の選び方を紹介します。

もちろん、釣りの記事もたっぷり掲載。
今夏、渓流をとことん遊びたい人は必読です!

また、
特別付録として
[渓で頼れる小さな道具 一生モノのカスタムナイフ図鑑]も!!

今年は河川の水量が豊富で
渓流釣りにはサイコーのシーズンになりそうです。

(山根)
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