怪物魚を追え!
という番組をご存知でしょうか。
ディスカバリーチャンネルで世界209か国に放送中の
淡水大魚釣りドキュメンタリー番組で
釣り好きならつい見入ってしまいます。
昨年、月刊つり人誌上で同番組の座談会記事を載せたところ
これが、なかなか好評だったようで
今月から始まったシーズン4でも
編集部員による座談会の依頼がきました。
シーズン4は全7話からなりますが
なにがいいって
放送前の番組も全部見られること。
しかも、仕事中に堂々と。
そういえば昔
ファミコンとかセガの釣りゲームの新製品紹介を連載していたときも
仕事と称して編集部で一日中、釣りゲームやっていたっけ。。。
それはさておき
2月21日放送予定の第7話
「ザンペジ川のモンスター」の番組の中で
ホスト役を務める生物学者のジェレミー・ウェイドが、
興味深いことを言っていました。
ザンベジ川はジンバブエとザンビアの国境を流れるアフリカの大河で
上流部にカリバダムという世界有数の大規模ダムがあります。
周辺はダムができたことにより気候が変わってしまったと
ジェレミーは言うのですが
大規模ダム建設により気候が変わるという話は私も聞いたことがあります。
世界最大のダムとして知られる中国の三峡ダムができてから
周辺の気候は様変わりし
その影響が九州などにも及んでいるのではという説を唱える人もいます。
東シナ海〜日本海にかけてのエチゼンクラゲの異常発生も
三峡ダムの影響を疑っている研究者もいます。
何しろ地震を誘発する可能性がある
といわれるくらい巨大なダムですから
それが地球環境にどのような影響を及ぼすかは
まったくもって未知数。
ダム工事で立ち退きを迫られた人の数は
150万人にものぼるといわれ
長江哀歌なんて映画にもなりました。
(もちろん映画館で観ました!)
総貯水量の393億立方メートルは
日本のダムの総貯水量の2倍もあるとか。
それこそ、とんでもない巨大魚を育む可能性だって……。
ちなみに、ザンベジ川はアフリカ第4の大河ですが
ナイル川に次ぐアフリカ第2の大河、コンゴ川には
この三峡ダムの倍近い規模のダムの建設が計画中らしいです。
もう、こうなるとダムというより海といったほうがいいような。
カリバダムの巨大魚の話をしたいところですが
ネタバレになってしまいそうなので。。。
(山根)