ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2013年02月

つり人4月号はテンカラ特集


一昨日発売になった月刊つり人4月号の表紙です。

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このところ釣り場風景や魚の静物写真が多かったですが
たまには、こういう写真はいかがでしょう。

3月25日発売の5月号も
「おっ?」
というような表紙と特集になります。

乞うご期待!

(山根)

みんなで考えるこれからの海の再生


「みんなで考えるこれからの海の再生」
というシンポジウムに行ってきました。

主に干潟の重要性と再生についてのシンポジウムですが
なんと主催したのは国交省。

これまで、干潟を守るどころかコンクリートで固めてきた方々です。

弊社社長の鈴木康友が
「釣り人から見た東京湾」
をテーマに、江戸前の海の変遷について語り
浅草海苔を飽食して咽元が黒くなった「咽黒ハゼ」と
東京湾の干潟の象徴でもあった「アオギスの脚立釣り」
を取り戻したいと力強く語りました。

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名城大学大学院総合学術研究科特任教授の鈴木輝明さんは
「水産の立場からみた自然再生」
をテーマに、干潟の回復力の強さについて講演されました。

陸地の生態系は一度破壊してしまうと再生するのに時間を必要としますが
干潟の場合は、それが短時間で再生できます。
三河湾でのアサリやガザミの復活について熱く語りました。

また、熊本大学沿岸域環境科学教育研究センター長教授の滝川清さんは
「海域環境改善・再生の考え方とその技術体系〜有明海・八代海を対象として〜」
をテーマに、干潟再生の工事手法について分かりやすく説明してくれました。

失われた海域環境を取り戻したり、あるいは守ったりする際
問題になっている一点だけを見て議論をされることが多かったが
海はそんなに単純なものではなく
土、水、大気、そして生態系の4つが相互作用しており
これらを総合的に考えないと、抜本的な解決策は見つかりません。

干潟のスペシャリストたちの最新の研究結果を知ることができ
とても有意義でした。

これまで、公共事業というと自然を破壊するのみに
その力が注がれていましたが
これからは失った自然を再生する方向にも
目が向けられていきそうです。


(山根)


バス・ラプソディー


子どもの頃は毎日のように
近所の川や沼で魚を釣ったり
ザリガニやカエルを捕ったりして遊んでいました。

たしか5年生か6年生の時
秀才の転校生が

「芦ノ湖でこれを投げれば40〜50センチのニジマスが
面白いように釣れるんだよ」

と言って見せてくれたのが
緑色に輝くABUのトビー7グラム。

リールはカーディナル。

色白の転校生に影響を受けるなんてカッコ悪い
なんて言っている余裕はなく
舶来の釣り具に、ただただ魅了されました。

当時、北欧の釣り具は高級品で
とても私の小遣いでは手が出ませんでした。

国産のルアータックルを購入し
芦ノ湖に何度かチャレンジしましたがニジマスは釣れず
ブラックバスの存在を知り
津久井湖や相模湖に何度も行きましたが
なかなか釣れず
初バスをゲットしたのは、忘れもしない中2の夏。

津久井湖、沼本ワンド。

ジッターバグ。

2尾目は相模湖でバルサB。

父親から
「そんなオモチャみたいので魚が釣れるか」
と言われ続けて4、5年
初バスを手にすると
膝が笑っちゃうくらいワナワナと震えてへたり込んだのを
今でもはっきりと覚えています。

私のような少年時代を過ごした人は多いと思いますが
そんな人たちの琴線に触れる本が間もなく発売されます。

その名も
バス・ラプソディー

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著者は月刊Basserの元編集長の三浦修さん。

はい、私の大先輩です。

オールドルアーマニアや
バスフィッシングに一家言を持っている人はたくさんいますが
国内初のバスフィッシング専門誌の立ち上げ
日本にバスフィッシングムーブメントを巻き起こした
三浦さんだけに書くことを許された
珠玉のエッセイだと思います。

まさに心温まる一冊。

3月1日発売だそうです。

(山根)










プレキャン情報!


ファンタジスタDEEZとRevo MGXのセットをはじめ
豪華釣り具が当たるプレキャンサイトを発見しました。

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コールマンの新型ランタンもいいかも。。。

(山根)

ロシアの隕石落下に思う。


ロシアの隕石落下事件には驚きましたが
さらに驚いたのが
その16時間後に地球に最接近したという2012DA14なる小惑星の存在。

NASAによると
隕石の大きさは直径17メートル、重さは1万トン。
一方、2012DA14は直径46メートル、重さは13万トンと推定。

ロシアに落下した隕石の爆発力は
広島型原爆の30倍以上ということですが
2012DA14は、その10倍以上の重さがあるわけで
こんなのが万が一地球に落下したらどうなってしまうのでしょう。

ロシアの隕石と小惑星2012DA14は全く関係ないなんていわれていますが
そもそも、2012DA14の接近は予測できていたのに
なんで、隕石は全くのノーマークだったのでしょう。

ひょっとして、あのサイズの隕石の接近は、まだ予測できないってこと?
ってことは、いつ日本にもあのサイズの隕石が落ちても不思議ではないってこと?

そう考えると
土曜日のこの時間に
編集部で締切と格闘しているのが、アホらしくなってきます。

いつ何が起きても後悔しないように
釣りを最優先に生きて行こう。

なんてことが、できればいいんですが……

(山根)


つり人社コーポレートサイト全面改修中!


印刷屋さんから矢のような催促が来ております。

月刊誌の仕事に専念しなければいけないのですが
現在、小社のコーポレートサイトを全面改修中。

3月下旬の公開を目指しており
こちらも、タイムリミットが刻一刻と迫っています。

で、コーポレートサイトで使用するイメージカットを昨日から選んでいるのですが
この作業が、猛烈に楽しく、つい時が経つのを忘れてしまいます。

選んだ写真の一部はこんな感じです。

無題

日本の自然と四季って本当に素晴らしいなぁと
つくづく思ってしまいます。

日本に生まれた喜びを噛みしめつつ
さあ、締切と格闘しよう……。

(山根)

上には上が、下には下が……


今日は朝イチで朝霞台で打ち合わせ。
顔を合わせるやいなやMさんが
「いや〜、この間、カワハギで散々だったよ」
とまくしたてます。

三連休の最終日に
満を持してカワハギ釣りに行ったものの
釣れたのはワッペン3尾だけ。

もちろん、すべてリリース。

底潮が異常に速く流れていて、
30号のオモリでも仕掛けが立たなかったそう。

でも、竿頭のベテランさんは最後の1時間くらいで怒涛の入れポンで
16尾を釣ったとか。

「マジっすか〜、ワッペン3枚はシビれますね〜」
とワタシは相槌を打ちながら
三連休の自分の釣行を思い浮かべました。

__

こちとら
4時間のドライブで南伊豆まで行き
波を頭からかぶりながら沖磯に渡り
エサ取り1ピキ釣れませんでしたから〜ッ!!!!!!!!

(山根)


アングラーズアイドルWeb投票始まってます


3月22〜24日にパシフィコ横浜で開催される
国際フィッシングショーのイベントのひとつ
アングラーズアイドル2013のWeb投票が盛り上がっています。

Web投票の期間は今月の28日まで。

20名の美女がエントリーしていますが
現在の投票数の差が興味深いです。

現時点でのトップは3688票で
スソは26票。

この差がサッパリ理解できません。

日ごろ、魚の写真しか見ていないからか
「アイドル」や「美女」の概念が、よく分からなくなってしまったようです。

いいヤマメや
いいクロダイの写真なら
一瞬で見抜けるんですけどねぇ。

(山根)














沖縄本島、渡嘉敷、座間味で釣り大会開催!


3月9〜10日に沖縄で
第2回 オキナワ インターナショナル フィッシングトーナメント2013 inとまりん
が開催されます。

陸っぱりからのエギングの部とソルトルアーの部があり
それぞれに沖縄本島コース、渡嘉敷島コース、座間味島コースがあります。

ワタシも昨年、一昨年と本島、渡嘉敷、座間味にエギングをしに行きましたが
内地とはひと味もふた味も違った感覚を楽しめます。
特に、渡嘉敷や座間味のリーフの美しさときたら、それはもう……。

コチラの動画でその一部を見られますので
ぜひご覧ください!

(山根)


「第三紀層の魚」は釣り小説!?


芥川賞の受賞作品は読みづらい
などとよく言われます。

第148回の受賞作「abさんご」などは、その象徴ともいえます。

意外だったのが
「気の小さい都知事閣下のためにもらっといてやる」
と受賞会見で言ってのけた
田中慎弥さんの「共喰い」。

第146回の受賞作品で、とても読みづらいという触れ込みでしたが
あの偏屈そうな人が書いたとは思えないほど美しい文章で
歴代受賞作品の中でも、かなり読みやすかったと感じました。

釣りの描写が多いので
読みづらいというより、
一般の人には理解できない
ということなのではなかろうかと思いました。

田中さんは、これ以前に4度芥川賞の候補になったそうで
第144回の候補に挙がった「第三紀層の魚」などは
まるで、釣りの小説です。
相当の釣り好きに違いありません。

東京湾の干潟「十六万坪」埋立反対運動が盛んに行なわれていた10年ほど前
「江戸前のハゼを守れ!」
とシュプレヒコールをあげる釣り人たちを嘲笑うかのように
「干潟が埋め立てられてもハゼはどこかに行くでしょう」
と当時の石原都知事はのたまいました。

その暴言により石原前都知事は、多くの釣り人を敵に回したわけですが
ひょっとすると田中さんも、その中のひとりだったのかもしれません。

(山根)







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