ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2013年08月

美しすぎる木製のギア比1:1タイコリール


東京都大田区の老舗「大倉屋釣り具店」
この時期、城南島海浜公園や大井ふ頭などでハゼを釣る際に
エサを購入する人たちでにぎわいます。

こぢんまりとした店内には、ハゼやテナガエビなどの小ものはもとより
船釣りや磯釣り、アユ釣りなど、あらゆる釣り具が整然とディスプレイされています。

一見すると、昔ながらの釣具屋さんという感じを受けますが
実は、隠し部屋のような小部屋が隣接していて
そこには、惚れ惚れしてしまう銘木のタイコリールが並んでいるんです。

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大倉屋オリジナルの銘木タイコリールは
クロダイの落とし込み釣りファンの間では昔から有名で
全国から問い合わせがあるそうです。

今回、オンライン釣り具店のTSUTTA経由で
大倉屋オリジナル銘木タイコリールの一部を購入できるようになったので
ぜひ、サイトをのぞいてみてください。

また、TSUTTAの釣具屋推薦品コーナーでは
大倉屋さん以外でも竿しば、関釣り具店、銀座東作さんなど
都内の老舗釣り具店の商品の一部を購入可能です。

(山根)



ハンドメイドルアームック「匠の素顔」予約開始

ハンドメイドルアービルダーの素顔に迫ったムック
匠の素顔の予約注文がアマゾンで始まりました。

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ここで何を言っても宣伝臭くなってしまいますので一言だけ。

ヤバいのは表紙だけではありません。

ぜひ、中身をご覧いただきたいと思います!

(山根)







アユの行動を支配する日照時間


気が付いたら、外が暗い。

二十四節気の処暑も過ぎ
急に日が短くなった感じですね。

一年魚のアユの行動は
日照時間に大きく左右されるそうです。

つまり、日照時間が短くなってくると
秋の気配を察知し
産卵を意識しはじめるワケです。

寒い地方では
友釣りで掛かった野アユに
サビといわれる婚姻色が出始めるのも、間もなく。

暑さが和らいでいくのはいいですが
アユの一生が、もう少しで幕を閉じるかと思うと
ちょっとセンチメンタルになります。

(山根)

記憶に残る1尾を手にしよう!


月刊つり人10月号が搬入しました!

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今号の特集はズバリ、大アユ・大ヤマメ・大イワナ。

豪雨、増水、渇水などで
今期まだ不完全燃焼気味の方も少なくないと思いますが(ワタシだけ?)
泣いても笑っても、シーズンはあと1ヵ月ちょっと。

ズド〜ンッ!! と記憶に残る1尾を手にしたいですね。

クロダイやハゼの情報も充実しています。

ぜひご一読ください!

(山根)

ハンドメイドルアーコンテストが開催されます!


小学校時代、手先がものすごく器用な友人がいて
ガンプラを作らせたら右に出る者はいませんでした。

大人も唸ってましたね。

その友人と5年生くらいからルアーフィッシングを一緒に始めたのですが
すぐに、友人がルアーを作ると言い出しました。

当時、ラパラやへドン、バグリーなどは高根の花。
作ったほうが安い! ということで
ワタシも友人に教わりながら一緒に何度か作りました。

が、しかし……。

ワタシの作るのはミノーなんだかクランクベイトなんだか
判然としないモノばかりでしたが
友人は、そのまま釣具店で売れるような素晴らしいミノーを作りました。

同じ素材、同じ塗料、同じ工程で作っていてこの差はなんなのかと
「才能」というものの存在を思い知らされたのでした。

もし、友人がルアービルダーを生業にしていたら
どんなルアーを作っていたのだろうかと、今でもふと思うことがあります。

この秋、Basserハンドメイドルアー チャンピオンシップが開催されることになりました。

ハンドメイドルアーのコンテストで
審査員はバド&ジョイの藤田さんやHMKLの泉さん
ハンドサムの嶋崎さんなどなど、錚々たる顔ぶれ。

ルアーを自作されている方
この機会をお見逃しなく!

(山根)






求むカッパ情報!


子どもの頃
「カッパは夜行性だから、暗くなったら水辺に近寄ってはいけないよ」
と祖母から何度も言われた。

実際、ワタシがよくサオをだしていたクリークには
「キケン カッパに注意!」
の立て看板が、あちこちにあった。

だから少年時代、面白いように魚が釣れていても
日が暮れてくるとカッパが出やしないかと気が気でなく
カッパ恐ろしさに家路を急いだもんだった。

しかし、今。
カッパは絶滅寸前である。

護岸工事や金網、柵などにより
最初から子どもが水辺に近づけないようにしてしまっているのだ。

これではカッパの出る幕がない……。

子どもが水辺で遊ぶ機会は減り
水辺で遊ぶことの楽しさと怖さを学ぶこともできない。

というわけで現在、編集部では全国各地のカッパの生息状況を調べております。

「よく釣りに行く場所にカッパの看板がある」

「地元には、こんなカッパの言い伝えがあった」

「ジイちゃんから、カッパのこんな話を聞いた」

などなど、なんでも構いませんので
全国各地のカッパ情報を求めております。

カッパについて心当たりのある方は
以下のアドレスまでメールください。

kappa@tsuribito.co.jp

場合によっては担当者から問い合わせがいくかもしれません。

ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

(山根)

30センチ前後のアジが入れ食いだった親子体験釣り教室


今日は
日本釣りジャーナリスト協議会と公益財団法人の日本釣振興会共催の
親子体験釣り教室に参加してきました。

昨年までは浦安の老舗船宿「吉野屋」さんで開催していましたが
今年は相模湾の老舗「庄三郎丸」さんでの開催でした。

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朝7時に庄三郎丸さんに集まったのは134名の親子。

参加者は8席の釣り船に乗り込み
8時過ぎに出船。

大磯沖の水深50メートルダチをねらいましたが
いや〜、ビックリしました。
30センチ前後のマアジが、次々に参加者のサオを絞り込みます。

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ワタシは小5の娘を連れての参加でしたが
見るからに旨そうな幅広のマアジを目にして
完全にスイッチが入ってしまい
娘のサオを奪い、釣りに没頭。

気が付くと、娘は横で寝ていました。

まあ、仕方ないですよね……。

おかげで、クーラーは満タン。
参加者もみな、ホクホクの笑顔でした。

関係者の皆様、本当にありがとうございました!

で、帰ってから、さっそくさばいてみました。

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アジは刺身とタタキと塩焼きとお吸い物に。
イトヨリは塩焼きにしました。

どれもこれも絶品。

5人家族であっとういう間に10尾食べてしまいました。

まだまだアジは釣れそうなので
平塚の庄三郎丸さんで、夏休み最後の思い出作りはいかがでしょう!

(山根)




「はだしのゲン」が残虐だからと貸出禁止要請

生きるということは
他の生物の命を犠牲にすることでもあります。

蚊の1ピキも殺せないようなおしとやかな女性だって
彼女が生きていることで、多くの生物が犠牲になっています。

子どもの頃よく見た動物番組では
ライオンやトラが獲物を屠り
口の周りを血だらけにして貪るシーンが決まって流れましたが
今は、せいぜい獲物を捕まえるまでしか放送されません。

まだ生きている獲物を貪るシーンは残酷だから
子どもには見せられないという苦情が多いからのようです。

日本人が好んだ魚の生き造りも
海外から残酷だなんて批判されていますね。

そんなことをのたまう偽善者ほど
本革や毛皮の装飾品をこれみよがしに身に着けていたりするんですけどね。

漫画「はだしのゲン」が過激・残虐な描写であるとのことで
松江市教育委員会が市内の小中学校に
学校図書館での子どもへの閲覧や、貸し出しを中止するよう要請しているそうです。

たしかに、「はだしのゲン」を初めて読んだ時は
ご飯も喉を通らなかったようなショックを受けましたが
だからこそ、原爆など二度と戦争で用いてはならない
という意識が強烈に植え付けられたのです。

それを過激、残虐だから子どもに見せるなんて
同じ日本人として、怒りを通り越して情けなくなります。

生きるということは
他の生物の命を犠牲にすることでもあるというのは
釣りをしているとよく分かります。

釣りを通じて、生きることの本質のようなものを
ひとりでも多くの人に気付いてもらえるよう
これからも雑誌、書籍、ウェブなどでメッセージを送り続けていかなければと
強く思ったしだい。

(山根)




2013年のアユ釣りはこれから!


現在制作中の月刊つり人10月号(8月25日発売)は
大アユ、大ヤマメ釣り特集。

編集も大詰めですが
記事を読んでいるとムラムラしてきます。

あ〜、アユ釣り行きたいッ!!!!!

2013年のアユ釣りは8月下旬からが本番です。

これまで増水で満足な釣りができなかった人も多いと思いますが
ラスト1ヶ月間で挽回しましょう!

(山根)

老人と海を久しぶりに読んだ感想


ちょっと調べたいことがあって
ヘミングウェイの「老人と海」を久しぶりに読みました。

「老人と海」を釣り文学の最高峰に挙げる人は少なくありませんが
正直なところ、ワタシにはその魅力が今ひとつピンときていませんでした。

が、改めて読み返してみると、ムムムム。

カジキと格闘するサンチャゴ老人の息遣いが
聞こえてきそう。

素晴らしい。

赤銅色に潮焼けし、うなじに深い皺が刻まれた老漁師が
巨大なカジキをハリ掛かりさせる。

キューバの海を知り尽くした大ベテランであるはずなのに
やり取りを開始してしばらくすると老人は急に弱気になり

「あの子がいてくれたらなぁ」

と少年の助けを借りたくなってしまう。

今回、この辺りから本格的に感情移入していきましたが、
5年後、10年後にまた読み返すと
きっと違う部分に引き込まれていくんですよね。

よし、次に再読するまでに
キューバでカジキを釣っておこう。

(山根)



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