ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2015年05月

粋な江戸和竿の世界


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写真上は竿富のタナゴザオ
8寸仕舞6本継ぎのクジラ穂仕様です。

写真下は竿辰のフナザオ
5本継ぎ・印籠継・尺8寸。

江戸時代から脈々と受け継がれてきた技法で
今なお、職人さんが一本、一本手作りする江戸和竿。

漆を手拭きで塗っては乾かし、塗っては乾かしで
1本仕上げるのに数ヶ月間。
当然ながら市販のカーボンザオよりもはるかに高値です。

といって、和ザオだから特別に釣れるというわけでもありません。

けれど、今でも
タナゴ、フナ、ハゼ、カワハギ、イシダイなどのジャンルでは
和竿愛好家が多くいます。

分からない人にはただの酔狂としか映らないかもしれませんが
そもそも、粋ってそういう世界観なのでしょう。

ネットの発達に伴って人間社会は合理化至上主義みたいになってしまっていますが
そもそも、文化って非合理的なものですよね。

華道にしたって茶道にしたって
あんなことしなくたって花は愛でられるし、お茶は飲めます。

でも、随所に趣向を凝らすことによって
分かる人にしか分からない奥深い世界ができるわけです。

釣りもまたしかり。

その辺で拾った棒っきれでも魚は釣れるけど
趣向を凝らした道具で楽しむ。

これこそが、「漁」ではなく「遊漁」としての釣り文化。

江戸和竿はじめ、趣向を凝らした和の釣り具を中心にした
面白いオンラインショップがコチラにあるので
興味のある方はのぞいてみてください。



(山根)










アユ釣りとナマズ釣りの大特集号!


5月25日に発売になった
月刊つり人7月号がお蔭様で好評です。

アユ釣りが各地で続々と解禁になるタイミングなので
毎年恒例ながら、第一特集はアユです。

締切ギリギリまで各地の漁協やベテランアユ釣りファンに連絡を取り
河川の状態や天然アユのソ上状況を解説していただきました。

2015年のアユ釣りシーズン
解禁初期からガンガン掛かる河川の最新情報と対策を掲載しています。

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第二特集では
最盛期に突入したナマズ釣りをクローズアップ。

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白昼に不意に水面が爆ぜる興奮は
何度体験しても慣れることがありません。

しかも、ナマズは環境への適応力が高いので
えっ、こんなところに!?
というような身近なフィールドにも潜んでいます。

自転車や電車でぶらりとナマズ釣りに行かれてみてはいかがでしょうか!

ちなみに、アユは漢字で書くと鮎。
中国ではナマズを鮎と書きます。

(山根)

釣人 松方弘樹さん361kg巨大マグロの快挙!


釣り好きで知られる俳優の松方弘樹さんが
なんと、361kgの巨大マグロを釣りあげられました!

場所は沖縄の波照間沖。
ファイト時間は6時間に及んだそうです。

松方さんは萩クロマグロトーナメントで2年連続優勝という
輝かしい実績がありますが、今回の361kgは自己記録更新とのこと。

おめでとうございます!

松方さんがどれだけ真剣に釣りに取り組み
大ものを釣りあげるために情熱を注いできたかのインタビュー記事が
下記の本に収録されています。

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ちなみに、同書には松方さん以外にも
伊藤桂一 矢口高雄 伊東信一郎 伊勢正三 
藤本幸人 エド山口 ささきいさお 田崎真也 夢枕獏 中鉢 慎 
清水国明 田尾安志 尾形佳郎 松本秀夫 米村でんじろう 宮本 彰
(敬称略)
各界で活躍する著名人が釣りへの思いを熱く語っています。

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釣りって本当に、素晴らしい趣味ですね!

(山根)


ルアーでクロダイ!


そういえば、週末に多摩川でテナガエビを釣っていた際
なんと、川岸でヒラを打つクロダイと目が合ってしまいました!

多摩川下流部でテナガエビやハゼを釣っていると
時おり、エサを漁りにきた大ゴイと目が合いドキリとさせられますが
クロダイと目が合ったのは初めて。

月刊つり人でも以前紹介しましたが
多摩川下流部でクロダイをルアーで専門にねらう人がいます。
とはいえ、それは夜間での話であって
ドピーカンの日中に堂々とヘチにエサを漁りにくるとは。

動きからしてテナガエビを捕食しているようだったので
釣ったテナガエビをエサにクロダイをねらおうかと思いましたが
エビタックルしかなかったので諦めました。


先日、コラムにも書かせていただきましたが
私も今春、初めてねらってクロダイをルアーで釣りました。

クロダイはねらってルアーで釣れる魚なんですね〜。

そんなわけで、丸々一冊、クロダイルアーのムックが発売になりました。

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黒鯛×チヌ JAPAN最前線2015 
発売中です!

(山根)

多摩川テナガエビ最盛期並みの釣れっぷり!


昨年は6月に入ってから本格化した多摩川のテナガエビ釣りですが
2015年はゴールデンウイーク中から釣れ始め
5月下旬現在、すでに最盛期並みの釣れっぷりです。

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週末にチビたちを伴って釣査してきました。
場所は下流部の六郷エリアです。

干潮からの上げ潮時が特に今期はいいようですが
当日の干潮は午後14時半。
本来なら夕方をねらいたいところ。

釣査時間は午前中しかなかったのでエビちゃんのご機嫌が心配でしたが
下げ潮ガンガンの流れの中でも仕掛けをひったくっていくほどの食いっぷり。

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多摩川に天然のシジミやアユが戻ってきたことは
テレビ番組などでも頻繁に放映されるようになったので
知っている方は多いと思いますが
天然のテナガエビに関しては、釣り人以外はほとんど知らないはず。

こんな楽しみを知らないなんて、もったいない!

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食べてもメチャ旨です!

コチラでテナガエビ釣りの入門動画をご覧になれます。


(山根)





熱くて美しい釣り場一挙公開!


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全国の釣りファンを応援するサイトANA釣り倶楽部が更新されました!

日本全国の素晴らしい釣り場を紹介するサイトで
今回はこの時期にオススメな

海サクラのメッカ=北海道/熊石海岸
大ヤマメ&アユ群れる=栃木県/鬼怒川
ヤマメ&イワナ踊る=長野県/千曲川
巨ゴイの巣窟=福井県/三方五湖
大ゴイのゆりかご=滋賀県/余呉湖
巨グレの聖地/高知県/沖の島
ヒラマサ&クロダイ&アオリイカ乱舞=長崎県/対馬
タナゴパラダイス=福岡県/柳川水郷
大ヤマメ&尺アユのメッカ=宮崎県/五ヶ瀬川
天国に一番近い釣り場=鹿児島県/奄美大島・加計呂麻島

が美しい写真で紹介されています。

目の保養にもいいですよ!

(山根)




2015テナガエビシーズン開幕!

ここ数年、タナゴとともに人気急上昇な釣りが
都市河川のテナガエビ釣り。
多摩川や江戸川、荒川、中川など
身近な都市河川でもよく釣れるのが人気の理由のひとつ。

ここ数年は淀川を筆頭に関西でも楽しまれています。

テナガエビ釣りの最盛期は入梅。
多摩川では早くも釣れ始めていますので
今期は存分に楽しめそうです。

本日更新された釣り情報満載のウェブサイト
Honda釣り倶楽部のスキルアップ動画は
テナガエビ釣りの超入門講座です。

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これを見れば、釣り方が一発で分かります。

ぜひご覧ください!

(山根)

もはや、クマ鈴は釣りの必携アイテムだ

月刊つり人では年に1回
釣り人たちの「マジで死ぬかと思った」体験談という企画をしています。

クマに襲われた、氷上ワカサギの穴に落ちた
サオで感電した、波にさらわれた

などなど、すべて釣り人の実体験に基づいた話で
中には笑える話もありますが、多くは本当に危険な話です。

釣りは自然の中での遊びなので危険はつきものとはいえ
できるだけ危険を回避せねばなりません。

釣りを末永く楽しむためには
「安全はすべてに優先する」
を肝に銘じなければなりません。

無茶をすると、こういう危険がありますよ
ということを伝えるための読み物です。

これが好評で書籍化してみたところ大ヒットし
シリーズ3まで出ました。

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次はないのかというお声をいただいており
編集部で体験談を募っているのですが
年々増えているのがクマに襲われたという話。

山奥に分け入る渓流釣りでクマに遭ったというのは分かりますが
里川のアユ釣りでもクマに遭遇したという話も聞かれるようになりました。

渓流釣りは最盛期を迎え、
アユ釣りも間もなくシーズンインですが
クマ鈴を用意して臨んだほうがいいかもしれませんね。

近頃は、こんなお洒落なクマ鈴もあります。

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サカナヘンノヒトタチ展最終日!


日常がちょっとだけ魚の方へ偏ってしまった釣り人達の作品を集めた
「サカナヘンノヒトタチ」展が東京は目黒で開催されています。

5月10日の今日が最終日です。

場所は目黒の区民ギャラリーです。

今年で18年目ということですが
昨年まではずっと大阪で開催されており
いよいよ東京に参上です。

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釣り好き、魚好きの方に見てもらいたいアートがたくさん展示されています。
オススメです!

(山根)




釣り写真家・津留崎健トークショー盛大でした


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津留崎健写真展「絶景 日本の釣り」が始まりました。
今日は初日ということで、トークショーが行なわれました。

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会場となった新宿のコニカミノルタプラザには
全国各地から多くの釣り、写真愛好家が集まり
通路まで立ち見客があふれるほどでした。

トークショーの模様は
USTREAMのアーカイブから見られます。
以下でお楽しみください!

写真集「絶景 日本の釣り」の詳細はコチラです。



Broadcast live streaming video on Ustream



(山根)


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