不惑とはよくいったもので
たしかに40歳を越えたあたりから
一時的な感情で物事を判断したり
ちょっとやそっとのことで動じなくなったような気がします。

しかし、それは思慮深くなったというより
若者特有の潔癖や繊細さがなくなり
単に鈍感になっただけなのかもしれません。

小説を読んでいても、映画を観ていても
心を動かされるようなことが明らかに減ったと感じています。

その一方で、不意に琴線に触れるシーンに出会うと
たちまち目頭が熱くなって、涙をこらえられなくなることも。

今朝の電車の中で、まさにそういう状況になりました。

スマホでFBをチェックしていると
きょうこちゃんを救う会の近況報告がありました。

当ブログでも何度か紹介いたしましたが
千葉県松戸市在住の12歳の少女が
ある日突然、拡張型心筋症という重度に難病に罹ってしまいました。

釣りが大好きで、父親が休みの日には
親子で釣りに行き、趣味の中で一番釣りが好きという快活な女の子だったそうです。

kyoukochan


しかし、2014年の9月から病状が悪化し入院生活を余儀なくされました。

回復するためには、移植手術を受けるしなかく
その手術は日本国内ではできないので
アメリカに渡らねばなりません。

アメリカでの移植手術は多額な費用が必要になり
とても個人で調達できる金額ではありません。

そのため、きょうこちゃんの父親の親友であり
「仕事ができるようになりたければ釣りをしろ」
「リーダーになりたければ海へ行け」の著者である中鉢慎さんが
「きょうこちゃんを救う会」の代表になり
10月から募金活動を展開。

全国から多くの寄付金が集まり
12月17日の時点で1億4000万円以上。
ですが、目標金額の2億3000万円にはまだ遠く
きょうこちゃんの体力的にも、一刻も早く渡航せねばなりません。

きょうこちゃんを救う会のサイトでは
日々、近況報告が更新されていますが
今日の報告の以下の文を目にした際
不意に目頭が熱くなり、電車の中で涙を流してしまいました。

「明日12/18(木)の12歳の誕生日、そして来週12/25(木)のクリスマスをきょうこちゃんは集中治療室でご両親と過ごされます。街を彩るイルミネーションを見ることもできませんが、年始の渡航を夢見て、きょうこちゃんは心筋症の治療、脳梗塞により麻痺の残る右腕右脚のリハビリに毎日毎日がんばり続けています。」

クリスマスを集中治療室で過ごさねばならない12歳の少女。
去年までは、サンタさんからのプレゼントに胸をときめかせていたはずです。

全国の釣りファンの皆様
今年のクリスマスはサンタさんになって
きょうこちゃんを応援しましょう!

募金はコチラから。

来年のクリスマスを
きょうこちゃんが自宅で楽しく過ごすことができ
暖かくなったら、またパパと一緒に釣りに行くことができるように。

ご協力よろしくお願いいたします!

(山根)