昭和30〜50年代に多摩川流域の小中学校に通っていた方々に
特にオススメしたい写真集が間もなく発売になります。

TAMAGAWA 東京ネイチャーです。

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写真家の津留崎健さんが13年間にわたって撮り続けた
素顔の多摩川の写真集です。


昭和30〜50年代の多摩川は汚濁が激しく
「死の川」と呼ばれていました。

それでも、流域に育った子どもたちは
ある種の本能で、多摩川に行き、釣りや網などで魚の存在を確かめようとしました。

が、悲しいかな、当時の多摩川には
子どもにやすやすと捕まえられるような魚はいませんでした。

多摩川=死の川
多摩川=生命感がない川
多摩川=汚い川
多摩川=ドブ川

このような印象を抱いたまま大人になった方が多いと思います。

大人になってからもおそらく、日常生活で多摩川を振り返る瞬間はなく
先日のような豪雨の際に
「多摩川は大丈夫なのか」
と、その存在を思い出す程度なのではないでしょうか。

しかし、ご覧ください。
現在の多摩川には、信じられないくらいたくさんの魚たちが生きているんです。

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写真はマルタウグイとアユの産卵シーン。

アユなどは毎年、数百万尾が東京湾からソ上してきます。

少年時代に
「おじさんたちが子どものころは多摩川で泳いでいたんだよ」
なんて大人に言われて、まったくそれが信じられませんでしたが
今ではほら、ご覧のとおり!

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私たちは経済や便利さを追求するあまり
貴重な財産である自然に大きなダメージを与えてきてしまいましたが
自然の回復力は私たちの想像をはるかに超えています。

時計の針はゼッタイに巻き戻すことができませんが
自分たちの横暴を真摯に反省し
復活を願えば、自然は見事に回復します。

多摩川は、まさにその代表例といえるでしょう。

蘇った多摩川の生命感あふれる写真の数々
ぜひ、この写真集で目にしてください。

写真集は25日発売予定です。

紀伊国屋書店新宿本店6F実用書フロアにて25日からフェア開催!

(山根)