9/30から10/1までの2日間は、
つり人社恒例の社員研修旅行でした。

毎年一度は、この研修を原則全員参加で
実施しています。今年の行き先は、
月刊つり人の誌面でも震災の被害と
その後の「自粛より釣りへ来て」という現地の
山本釣具センターさんなどの声をお伝えした熊本。

初日は日本国内でブランクの
成形から完成品への仕上げまで一括して
行なっているMade in Japanのヤマガブランクスさん
(熊本県山鹿市)にて工場見学。

これまでアメリカのロッドメーカーの工場なども
見学したことがありますが、
50種類近いカーボンシート(プリプレグ)を、
常に温度管理された保管室にストックし、
そこから最新の工作機械も利用しながら、
基本的にはカット、焼成、組み立てまで、
一貫して地元九州出身の従業員さんたちの
意志のある手で仕上げていく工程には、
自ら案内をしていただいた中宮社長を始め、
スタッフみなさんの熱意を感じ、
非常に有意義な機会をいただきました。

その日の宿は天草諸島への入り口、
島原湾に面した三角(みすみ)港の
「楠萃荘(なんすいそう)」へ。

港の坂道の上に佇む、
気立ての良いお母さんたちが切り盛りする
アットホームな旅館です。

30名近い社員での一泊貸切に
何くれとなく世話を焼いていただき、
料理も地元名物のマダイづくし。
中でもこの旅館特製という
「鯛の蒸し鮨」は絶品でした。

そして、研修旅行では必ず一つ、
全社員による釣り研修もあります。

今回は九州が発祥の地とされる
「タイラバ」がテーマ。
地元遊漁船5艘を仕立てての出船となりました。

釣竿、リール、ライン、さらにタイラバなど、
多数のメーカー様から協賛タックルの
貸し出しやご提供をいただき、
ご厚意に感謝しながら、
普段は別ジャンルの専門誌を作っている
他の編集部員、さらにデジタルコンテンツ部
スタッフや営業部員や総務スタッフなど
社員全員で釣りの基本を一通り学んで
そこからは真剣勝負です。

海は台風の合間でこれ以上ないのではと、
地元の人たちも太鼓判を押してくれる快晴凪。
眼前には今だ火砕流の痕跡も見える普賢岳。
そして沖合にはマダイをねらう
ざっと数えても30艘は超えている大漁船団。
多くは個人のプレジャーボートや遊漁船です。

まさにシーズンインしたばかりという、
島原湾のマダイ釣り人気の高さを
肌で感じた一日でした。

釣りの楽しさはここにアップした
写真だけでも充分にお伝えできるかと思います。

今年の春、4月14日の午後9時26分と
16日午前1時25分に、最大震度7を二度も
観測したという未曾有の熊本地震で
被災された方々の苦労がいかばかりか。
そこは想像力を持って推し量るより
ありません。一方で九州の自然の豊かさは、
訪れてこそやはり実感できます。

私たちの愛好する釣りで
これだけの笑顔をくれる
熊本の人と魚と自然に改めて感謝しつつ、
ぜひ読者の皆さんにも
家族旅行でも釣り旅でも、
熊本を始めとする九州にぜひ行ってみて
ほしいと思います。
(八木)
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