11月まで楽しめる東の横綱アユ河川といえば、狩野川ですね。

上の写真は9月下旬に撮った大仁周辺。釣り人は島啓悟さん。
震えるくらい寒い今日あたりは、秋の色どりもだいぶ深まっていると思います。
今期の狩野川は9月に入って調子が上向き
現在は納竿釣行に訪れる人でにぎわっているようす。
そんな10月26日、ワタクシのオヤジ様からメッセージが届きました。
「狩野川で尺アユ釣っちゃったよ〜!」

サビっ錆びのオス。やせ気味で完全なる落ちモード。
いかにも終盤を告げる魚ではあります。が、たしかに尺上です!
メジャーが鼻先に合っていないものの
正確に測っても尺を超えていることは間違いなく
30.3cm以上はあるでしょう。
釣った時は31.7cmあったそうです。

重さは253.5g。
ポイントは狩野川の神島橋周辺の瀬肩。
水中イトは複合メタルの0.07号。
ヘロヘロに弱ったオトリにオモリを噛ませて送り出し
河底に馴染んで間もなく……。
トンという鈍い反応の後で一気に沖に走りました。
瀬の絞り込みに入ったら終わり。
オヤジは踏ん張り、メガトルクを思い切り曲げて寄せたそうです。
掛かったのは、この1尾のみ。
しかし有終の美を飾るには申し分のない
記憶に残る1尾となったようです。
団塊世代ど真ん中のオヤジは定年間際に「友釣りを覚えたい」と言い、
ワタクシはクラブに入ったほうが上達が早いと
平井幹二さんが会長を務める「相模友釣同好会」への入会をすすめました。
(実家は相模川が近所なのです)
そして退職後、オヤジの夏はアユ釣り一色。
週に3日はサオをだし、
還暦を過ぎてから毎日のように電話をしあえる仲の良い釣り友もできました。
アユ釣りクラブ入会のススメは
ワタクシがした唯一の親孝行だと思っています。
(サトウ)