言うまでもないが、魚が好きである。
釣るのも、食べるのも、見るのも。
そうでなくては、この仕事は勤まらない。

日常生活においても、
スーパーへ買い物に行けばまず鮮魚コーナーをチェックするし、
テレビでも魚絡みの番組をついつい見てしまう。
娘を連れて遊ぶのも水族館とか砂浜とか川、湖になってしまう…

そんな魚ラブな自分であるが、先日、初めて魚に対して、
言いようのない嫌悪感を抱いてしまった。
それは、とあるニュース番組だった。

東京はお台場のスーパー銭湯「大江戸温泉物語」の
賑わいぶりが放映されていた。
これまで取材と称して全国各地の温泉に入ってきて自分だが、
大江戸温泉にはまだ行ったことがない。

画面は足湯に切り替わった。浴衣を着たネーチャンたちが
キャーキャー言いながら足湯を楽しんでいる。
この足湯に足を漬けると、角質が取れて足が綺麗になるという。
で、画面が水中に。

なっなんとオタマジャクシのような魚が、ネーチャンたちの足を
ついばんでいるのだ。
なんでもこの魚、トルコのドクターフィッシュなる魚で、
クレオパトラが溺愛したとか(本当か?)

実際に角質を食べてくれるので、肌がきれいになるという。
ネーチャンたちはキャーキャー言いながら喜んでいたが、
僕には到底できないだろう。
見ているだけで気分が悪くなってきた。

言いようのない嫌悪感、そう、昔よく耳にしたバ○ー犬のそれに似ているかも…