ボートクロダイ落とし込み釣りへ。
未明の横浜は新山下に集合。
あぶない刑事が派手なドンパチをしそうなシチュエーションだ。
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ボートクロダイ釣りの朝は早い

現在発売中の月刊つり人10月号のクロダイ特集の中で
落とし込み入門ガイドの講師を務めていただいた
飯田純男さんに同行である。
飯田さんはボート落とし込み釣りの腕前もかなりのものだという。

しかし、出船早々、「舟黒」船長の池田暁彦さんと飯田さんが、
なにやらヒソヒソ話。
「なんか潮が悪いんだよねえ」
「ちょっとヤバイっすねえ」

よからぬ話が聞こえてきた。
飯田さんに詰め寄ると、
やはり、数日前から潮が悪くなり、
クロダイの活性が突然渋くなったという。
「ハ〜(v_v)、今日こそは自分でも釣れると思ったのに…」
あからさまに落ち込むと、
「いやいや、ボートからの場合、悪いといっても釣れないことはありませんから」
と飯田さん。

マッマジっすか?

たしかに悪いといいながらも、
開始1時間ですでに2尾の本命を釣った飯田さん。
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最初に釣れたのは小ぶりだったが、ほんの序章に過ぎなかった

そろそろオレもサオだしちゃおうかな(=^_^=)

と、思ったところで再び2人のヒソヒソ話。
どうやらターゲットを変えるらしい。
「ナニをねらうんですか?」
「☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆」

エーッ!

そんなのが東京湾のそれも横浜界隈で釣れるんですか!?

半信半疑で見ていると
カラスガイの剥き身エサに、想像だにしなかった魚が食いついた。
これで、僕も完全にスイッチオン。
壁スレスレに仕掛けを落とす。
サオ先を下げてイトを送り込む。
と、イトが入っていかない。
よく見たらエサがカラスガイの層に引っ掛かっていた。
いかん、いかん。

エサを着水させてイトを送り込む。
と、再びイトの入りが止まった。
また、カラスガイの層に引っ掛かったか?
いや、ちゃんと仕掛けは海中に入っているぞ。
ということは…。

恐る恐るサオ先で聞いてみる。
グングンという魚の手ごたえ。
「来たっ〜!!!」

合わせると確かな手ごたえ。
デカイぞ、これは。
と思った刹那、魚はギアをいきなりトップに入れて疾走。
あっ! と思ったときにはミチイトが飛んでいた。

百戦錬磨の飯田さんもバラシを連発しつつも、
3尾ほどをキャッチした。
さすがだ。

それにしても、まさかこんな魚が東京湾の湾央にいるなんて…。
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