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日のあたる 窓の硝子や 福寿草by荷風

3月21日に栃木県の大芦川が渓流釣り解禁になった。
カメラマンの浦壮一郎さんと
あっち&こっちへうろうろしていたところ
川沿いの民家の軒先で福寿草を見た。
「春ですね〜」
「春だね」

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ダムがない大芦川はこんなにきれい

それにしても、大芦川の水はきれいだ。
魚がエサに食いつく瞬間が丸見えなのだ。
もっとも、そんな大胆な行動をするのは
成魚放流モンだけであるが…。

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今期初のイワナ!

とはいえ、成魚放流モンに混じって
天然イワナが釣れた。
小さかったけど、うれしかった。
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大芦川の上流部に建つダム中止記念碑

東北自動車道・鹿沼ICから30分ほど、
東京からでも2時間強で釣行可能な大芦川。
人気の理由はダムがなく、水がきれいというひと言に尽きる。
数年前まで、ダム建設計画があり、
組合員が一丸となって建設を阻止したのである。

公共工事のためならありとあらゆる手を打ってくる
役人どもに抗うのは並大抵のことではない。
「後世までこの美しい川を残したいという」
西大芦漁協組合員の熱い思いがなせる業である。

私利私欲のことしか考えない役人どもよ、
大芦川に行って、ちょっとはそのドス黒い心を洗浄するがいい。