ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

タガメ

懐かしきタガメ調査の日々

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学生の頃にはタガメを捕っていましたが、
その調査生活は結構大変なものでした。
タガメは夜行性なので、調査は主に夜。
毎晩、マムシのいる水田を回ってタガメを捕り、
今になってみると
意味があるのかないのかよく分からないデータを取る。
で、農家の方々にもらった野菜を食べ、
大学の農場で作られた石混じりの玄米を掻き込んで寝る。

まあそれだけのシンプルな生活でしたが、
その舞台だったのがこの農家
……いや“タガメ研究所”でした。
研究所
タガメ研究所

「いやあ、優雅な生活だねえ」
田舎の農家での生活というと、
そう思われる方もいるかもしれません。
が、なにしろ建物が古いため、床はありこち抜けており、
夜になると布団の中にでかいムカデが入っているなんて
日常茶飯事。
もちろん、刺されたことも。

水は、飲料水はお隣の水道からホースで引いていましたが、
風呂などは井戸水を使用。
この水が妙な色をしているうえに、
すぐ横にある汲み取り式の便所にも水が溜まっているので、
同じ水なんじゃ……という疑いも。
どうも風呂に入ってもさっぱりしないような。
井戸
こちらが井戸

さらに、その水の溜まったトイレには、
大量の蚊がわいていました。
しかも水があるおかげで、大きなほうをすると、
オツリを避けるのにかなりのテクニックが要求されました。

とまあ、あまりきれいでない話を書きましたが、
そういう生活をしている(……いや、
周辺の農家ではそこまでひどくないはずですが)
場所だからこそ、
タガメが残されていたのかもしれません。

ともあれ、多少の苦労は
過ぎてしまえばただの思い出。
久し振りに訪れた“タガメ研究所”の前には、
もう一度、あの頃のように泊まってみたい……
いや、そうは思えない自分がいました。
(真野)


棚田
周辺は、こんな素晴らしい環境でしたが

タガメマニア歓喜の時

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ガサガサ
ついにこの瞬間が!
月刊『つり人』でガサガサをして
タガメの記事を掲載できるとは……(感涙)。

そう、あちこちで書いているように、
僕は学生の頃にタガメの調査なんぞしていました。
当時、調査を終えた時には
「もうタガメは一生分採った」
「これでタガメを見ることもないだろ」
などと考えていましたが、やはり久しく会えないでいると
寂しいもの。

昔はいくらでもいたはずの昆虫だけに、
マブナやタナゴ釣りの時に水田やホソを見ても
全くタガメの気配がないというのは残念。

というわけで
……というか個人的な欲求から、
今月25日発売の月刊『つり人』9月号では
タガメがわんさかいる“ガサガサの聖地”へ
行ってまいりました!

久し振りに見る聖地は、
ちょっと開発が進んでいたようですが、
それでも当時と同じようにたくさんのタガメが。
こんな場所が日本各地にあれば、
子どもたちもきっと楽しいのになあ。

タガメ
これがタガメ。迫力のボディーっす!
カエルや小型のヘビまで捕まえて体液を吸ってしまう、
まさに水生昆虫の王様


釣り雑誌でありながら、ちょっと暴走気味の企画でしたが、
たまには子どもたちと一緒に、
こんな虫たちと遊ぶのもよいかと……。

コオイムシ
こちらはコオイムシ。
その名のとおり、卵を背負っています。
ちなみに背負っているのはオス


オオサンショウウオ
なんだかよく分からないかもしれませんが、
オオサンショウウオです。
こんなものまでいるとは、
やはり生態系が豊かなんでしょう


大庭君
今回取材を手伝ってもらったのは、
学生時代に一緒に調査をしていた大庭伸也さん。
今でもタガメなど水生昆虫の調査・研究を続けており、
「へえ〜」というしかないマメ知識を
いろいろ教えてもらいました。
昔は僕も調査していたはずなのに……。
ちなみに手にしているのはアオダイショウ


(真野)

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