ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

ヤマメ

秋川にて

7月号も校了し、
ようやくホッとした、とある平日。
天気もいいので、有給をとって遊びに行くことに。
長らく映画も観ていないし、
美味しいものを食べるのもいい。
さてどこに行こうか……と悩んだ結果。
結局選んだのは、釣り。
家内は「休みまで釣り?」と絶句しておりましたが。

確かに釣りの取材ばかりしていワケですが、
自分でサオをだせる機会は少ない。
天気のいい平日で、しかもニュースでは
新型インフルエンザが騒がれている今、
なにも人ごみの中に繰り出すこたぁない。

しかし、この日はたまたま休みだった家内のほうは、
釣りに行くだけで納得するはずもない。
帰りには映画館にも寄ることに。

というわけで忙しいスケジュールなので、
向かった先は近場の秋川。
新緑の渓谷でヤマメと遊ぼうとしたのですが、
遊び相手にするにはあまりに小さな魚しか釣れず。
しかし魚は多いようで、
目印に飛びつく20cm前後のヤマメも目撃。
先日石垣尚男さんに教わった
レベルライン・テンカラでねらえば爆釣だったのかも?

ちなみに石垣さんのテンカラ釣り道場記事は、
今月25日発売号に出ています。
自分でももう一回読み直して
再チャレしたいと思いつつ川を後に。

なお、オマケのつもりで観た映画『グラン・トリノ』は
いい作品でした。
助監督経験のある後輩のSもよかったと言っていたので、
おすすめです。

(真野)



大ヤマメ潜む淵へ

井上さん
井上聡さんと、
渡良瀬川へ本流釣り取材へ行ってきました。

……のっけから個人的な話で申し訳ありませんが、
基本的に未確認生物の話にはとても惹かれます。
もちろん手放しに信じているワケではありませんが、
そのすべてがいないと決めつけることもできないはず。
釣りの取材でも、海にしろ淡水にしろ
何が潜んでいるか分からないような場所では、
ついつい興奮してしまいます。

今回取材した釣り場も、
やたらと水深のある淵だったりして、
今まで僕が見たことのないような大ヤマメが
釣れそうな感じ。

取材の際には、井上さんはそんな場所で
当然のように尺上の魚を掛けてくださったのですが、
見事な魚にもかかわらず
まだまだスゴイ魚を追い求めているようす。
そこでは1号以上のラインを切っていった魚もいると、
楽しそうに話してくれました。

本流釣りの魅力のひとつは、
今まで見たこともない魚と会えるかもという、
夢というかロマンがあることかもしれません。

もちろん、尺を超える魚なんて簡単には釣れないのですが、
井上さんがフツーに釣っているのを見ると、
僕でも釣れるかも? と思ってしまいます。
いやいや、無理なのは分かっているのですが……。

ヤマメ
体高のあるヤマメの引きは
迫力満点!


(真野)

桂川大ヤマメMAP近日公開!

2月25日発売の月刊『つり人』では
利根川大ヤマメMAPを作成しましたが、
3月発売号では桂川の大ヤマメMAPを掲載予定。

というわけで、桂川を巡って釣り場などをチェックしてきました。
東京からすぐの場所ですが、
40cmオーバーもねらえる川。
ただし両岸が険しい崖の場所が多く、
入川にはチト苦労します。
その辺りもバッチリ掲載する予定ですので、
ぜひご一読を。

鶴川
写真は支流の鶴川にある不動滝。
こんなきれいな場所が、桂川水系には残されているのです。

解禁は3月1日……ってもう今日か!?
早く寝て行かにゃ!

利根川本流大ヤマメMAP

去年は相模川や狩野川を巡って
アユ釣り場のMAPを作成しましたが、
あちこちで好評だったため、
本流釣り場のMAPも作成しようということに。


本流釣り名手の井上聡さんと一緒に、
関東一の大河・利根川を回りました。
写真を撮影し、釣り場の特徴を聞き、
中州の形や消波ブロックの位置を確認。
いや、疲れました……。

でもこの仕事は達成感があるというか、
川虫を採れる場所、
沈みテトラの入っているポイント、
入川経路などの細かい情報を1つずつ追加していくと、
途中で止められなくなるというか……。

たまに掃除を始めると、きたない場所が次々目について
止められなくなることってありますよね?
そんな感じで、
井上さんもイラストレーターの北圃さんも僕も
最後の最後まで校正した結果、
かなり質のよいものができたと思います。
入川経路の難しい場所もあるので、
今シーズンの本流大ヤマメねらいにはぜひ
携行していただければ幸いです。

利根川
苦労して作ったMAP、ぜひご覧になってください


今年も利根川では
本流釣り大会(詳細決まりしだい、月刊つり人でも掲載します)が
行なわれると思いますが、
参加を予定されている方はぜひ購入をよろしくお願いします!


つり人4月号
利根川本流ヤマメMAPはつり人4月号に載ってます!


剥製にするほどの魚はいつ釣れる?

今月末発売の月刊つり人10月号は、
ヤマメ、アユの大もの特集。
憧れの尺アユや本流ヤマメなどを、実際に釣った人の体験談、
およびテクニックなどをたっぷり掲載しています。
編集していても、うらやましい写真がズラリと並んで、
ため息ばかり出てしまいます。

そんな魚が実際に釣れたら、いつまでもその美しい魚体を
手もとに置いておきたい、と願うのは、
決してワガママではないはず。
ことに僕のようなヘタッピにとっては
一生に一度あるかないかの幸運なのですから。

ヤマメ剥製.jpg
自分にとって記念すべき1尾は
やはり剥製にしておきたい!


そのための手段のひとつとして、剥製にするという方法があります。
そこで今回は、
『剥製工房フィッシュワールド』にお邪魔して、
きれいに魚体を保存し、輸送する方法を聞いてきました。
だって、それを知らなかったら、せっかく大ものが釣れて剥製にしようと思っても、
川原で慌てることになりますから。
僕にだって、万が一ということはあるはず。
知っておいて損はない!

剥製.jpg
阿部さんの工房には、
製作途中の剥製がズラリ


というわけで、
輸送の手順などは月刊のほうのつり人にまとめました。
が、そこで聞いた話が面白かったので、
ここでちょっと紹介します。

タチウオを釣った人はご存知かもしれませんが、
あの表面に付いたギラギラ光るものを、グアニンというそうです。
魚体を輝かせるこの物質は、タチウオ以外の魚にも付いていますが、
阿部さんはそのグアニンを特別な技術ではがし、
ルアーなどに貼り付けているそうです。
そのルアーが、とにかくリアルで、
いろいろな魚に効きそう。
実際に、あちこちで好釣果をあげているとか……。

阿部さんのところでは、注文に応じて
お気に入りのルアーにグアニンを貼り付けてくれるそうです。
興味のある方は、ぜひコチラをクリック!

阿部さん.jpg
自身の釣ったイトウを手にする阿部さん。
グアニンをはがし、ルアーにきれいに貼れるのは、
阿部さんの器用な手先があるからこそ


僕もグアニン加工ルアーで大ものを釣り、
ついでに剥製作りも依頼できたらいいナ……。(真野)

大ヤマメを求めて

本流で大ものをねらう、井上聡さんに同行させていただいた。
利根川でいい魚が釣れているという話は聞いていたものの、
タイミングと企画の都合で鬼怒川へ。
当日の川は1mくらい増水した後、引いている最中。
まだ20cmくらいは増水しており、魚の活性は低い模様。
「あれだけ水が出た後だからねえ。魚もくたびれてるんじゃないかな」
そう話す井上さんだったが、決して諦めるようすはない。

井上聡さん.jpg
川の状態を読み、魚が口を使いそうなポイントを探る。
井上聡さんの集中力は、見ているほうにも伝わってくる


いい時間帯に、いい場所に立っていること。
そのためには、多くの経験が必要なはず。
そして井上さんは、今回も尺上の魚を釣ってくれました。

鬼怒川ヤマメ.jpg
カワウにやられた傷がある魚もいた。
たくましく生きる姿に感動。
この魚は、さらに賢くなり、大きく育っていくはずだ


やり取り.jpg
さらに大きな魚が、サオを絞る!
この時の模様は、月刊つり人10月号(8月25日発売)にて

(真野)




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