2月10日午前2時くらいに
小国川漁協の沼沢勝善組合長が自宅で倒れているのがみつかり
間もなく死亡が確認されました。
本日、お通夜が執り行われます。
流域住民の貴重な財産である清流を守るため
小国川漁協は河川環境の荒廃を招くダムなどの公共工事に関し
一貫して反対の立場を貫いてきました。
昨年末、山形県が同漁協の漁業権をはく奪しようと試みましたが
そういう強硬策に対しても、沼沢組合長は屹然と立ち向かいました。
痩身で柔和なお人柄でしたが
芯が強く、懐が広く、組合員から絶大な信頼を集めていました。
御自宅には、最近の心境を綴ったメモなどが
残されていたようです。
ダム推進派からのプレッシャーは
我々の想像以上に、組合長に圧し掛かっていたに違いありません。
人生の最後の瞬間まで
清流小国川を子子孫孫に残すべく
文字通り身を粉にして開発の魔の手から守り抜いた沼沢組合長。
黄泉の国では
安らかに清流に親しまれることでしょう。
心よりご冥福お祈りいたします。
合掌
(山根)