ざっと日刊つり人

釣り情報満載! 国内で最も歴史のある釣り雑誌「月刊つり人」編集部員によるオフィシャルブログです。
取材時の裏話など、釣りにちょっぴり役立つ記事を、ざっと日刊でお届けします!

2006年12月

いかつい魚体に隠された上品な白身


いやあ、
こう美味しいものが続けて手に入ると
酒代もバカになりません。

先日行ってきたのはオニカサゴ釣りの取材。
南伊豆・弓ヶ浜の小磯丸さん(??0558-62-2502)に
お世話になりました。
それほど数が期待できる魚ではなかったうえに、風も強く
ポイントも制限されることに。
「大丈夫か?」
と思いましたが、大塚さんは見事に本命を釣りあげてくれました。

オニカサゴ.jpg
オニカサゴGET!

ほかにもウッカリカサゴやウスメバルなども釣れました。
ウッカリ.jpg
うっかりカサゴと間違えてしまうから
ウッカリカサゴというらしい?


というわけで、取材を終えた後の楽しみを手に、
めでたく帰宅。
この際、お腹の出っ張りのことは忘れよう……。

嵐の五島列島


月刊つり人2月号(12月25日発売)
が校了したまさにその夜、最終便で福岡空港へ。
翌朝7時30分の五島福江便に乗るためだ。
同行は名釣会の古参、加藤孝治さんと
嵐を呼ぶ男として知られる(?)長野市在住の鳥羽安孝さん。

DSC_0010.JPG
福江島に着いたときはご覧のとおりの小春日和

当初は玉之浦へ釣行する予定も、
低気圧が接近中のため渡船欠航。
急きょ、風裏になる福江島へ。
1週間前の天気予報では快晴のはずだったが
恐るべし嵐を呼ぶ男である。

福江港の航輝に乗り込み
目指すは椎の木島。
磯に降りる頃には頭上に暗雲がたれこめ
冷たい北西風がヒュルヒュルと風裏の島に回り込み始めた。
やがて、アラレや粉雪が頬をバチバチと叩く。

寒ッ!

でも、そこは五島列島。
1時間もするとアタリが連発し始め、
良型グレなんぞ掛けようものなら額に汗がじんわり浮かぶ。

DSC_0169.JPG
そんななか、加藤さんのサオに襲い掛かったのは……?

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翌日のサザエ島では鳥羽さんはアオリイカを立て続けにヒット!

DSC_0377.JPG
夜は荒川温泉豆屋旅館にてメジナとアオリイカのお造り

と、2泊3日の釣行は、まさに嵐のような速さで過ぎてしまいましたとさ。
それにしても、五島列島のポテンシャルはすごい。
加藤さんはメジナ、クロダイ、マダイ、アオリイカ
がいずれも好機を迎える3月にも行くという。
僕も今からお金を貯めて行くゾ!

DSC_0271.jpg
僕も40cmオーバーのメジナをゲット!詳細はつり人3月号(1月25日発売)にて

水より日本酒…


今月25日発売の月刊つり人は、旅特集。
というわけで某日、編集長に
「旅の情報とかさ、なんでもいいから1ページ書いてよ」
というあまりにアバウトな命令が。

「なんでもいい」と言われると、
日頃下っ端として虐げられているせいか
逆になかなかネタが思い浮かばない。
さて、どうしたもんかと悩んだ末、思いついたのが
『地酒マップ』。

このブログでも何度か書いていますが、
僕はとにかくお酒が大好き。
せっかくならお酒をネタにしようと思ったワケです。
美しい渓流に釣行すると、
その地の名水を仕込み水に使っている酒蔵などを見かけます。
御岳.jpg
東京の御岳渓流も、名水百選に選ばれている。
すぐ近くにある『澤乃井』で美味しいお酒が飲めます


釣った渓魚をその土地のお酒で味わうのは、最高の贅沢。
そこで『名水百選』に選ばれているスポットと、
その付近で名水を仕込み水に使っている酒蔵のリストを作ることにしました。

今回は関東のみにしましたが、
全国には美味しい水と、それを使った名酒が数多くあるはず。
できれば月刊つり人でも
もっともっとお酒を紹介してゆきたいなぁ……。
全国の酒蔵の皆様、つり人にぜひ広告を!
1本送っていただければ、ワタクシが責任を持って試飲し、
紹介させていただきます!
…いえ、決してお酒が飲みたいだけでは…。

きき酒処.jpg
『澤乃井』のきき酒処では、約10種類ものお酒が試飲できる。
ほとんどのお酒は1杯200円

梵.jpg
澤乃井おすすめの1本。全国鑑評会金賞受賞の『梵』

小名浜で湯ったり堤防三昧


このところ月刊誌&別冊の取材が重なり
かなりヘロヘロ状態。
てなわけでブログの書き込みもお久しぶりデス。

いろいろと出回っているので
ボチボチと更新してまいります。

月刊つり人2月号の特集は「釣りと旅」。
まずワタシが向かったのは福島県いわき市。
小名浜港では車横付けの堤防から
20cmを超す中羽クラスのマイワシが
サビキで入れ食い状態。
釣ったその場で刺身でいただくなんて贅沢
なかなかできるもんじゃありません。

旅のほうも小名浜港を中心に展開。
東北一の水族館「アクアマリンふくしま」や
市場や食堂が目白押しの複合施設「いわき・ら・ら・ミュウ」
を見て回り、日本三古泉のひとつ、いわき湯本温泉で温泉三昧。
夜は名物のアンコウ鍋をいただけば身も心もポッカポッカです。

小名浜沖堤での釣りは今年マダコが好調です。
当日も1?s台がポンポンと上がっていました。

0612111.JPG
こんな光景が堤防各地で見られる。真冬になれば10?sオーバーのミズダコもねらえる

旅の主役は「千葉サーフ」会長の坂井勇二郎さん。
当日も1投目からアイナメをヒット。
クロソイやカレイも混じり五目釣りを堪能。

しかも、その後の釣行では大大西9番に渡って
見事50cmの大型アイナメをゲット。
0612112.jpg
気軽な堤防で数も型もねらえる別天地。それが小名浜沖堤

やっぱり、このサイズのアイナメをねらうなら
関東ではなく東北。
しかも東北の玄関口、小名浜なら車でも電車でも
2時間ちょっとと近いんです。

いい湯、いい釣り、いい食事。
小名浜旅のヒントは
いわき市観光情報サイトへGO!

祝、人生初マダイ!


先日、マダイ釣り取材に行って参りました。
その時、ついに手にしてしまったのです。
我が人生初の記念すべきマダイを……。

その日は落とし込み釣りの名手・高橋利武さんたちと
上総湊の加平丸にお世話になったのですが、
なにしろシャクリマダイは初めて。
当然手バネザオなど持ったこともなく、
とりあえずは冷静に観察。
アワセ.jpg
手バネザオでのアワセは、
サオだけでなくラインを手繰って行なうとか。結構大変…


上からヒロ単位でタナを取るなど、結構難しそうでしたが、
高橋さんや、海老鯛連の田中会長、そして船長にもいろいろ教えてもらい、
ようやくコツは飲み込めたぞ!

……と思ったのですが、
見るのとやるのはまた違います。
最初はオマツリしたりと散々でしたが、
そのうちに慣れてきました。
大もの.jpg
船長はこんな立派なマダイを…。
これにはとても及びませんが、初めての僕にも釣れるくらいだから
今年の東京湾はスゴイのでは?


その時。
突然サオがガンと下に絞り込まれました。
反射的に大きく合わせ、
さらに言われたとおりラインを手繰ってハリを掛ける。
「よっしゃ!」
思わずガッツポーズ。
上がってきたのは1kgくらいのマダイ。
もちろん、即日刺身に。
刺身.jpg
いやあ美味しかった……。
あ、ついでに書いておくと、
一緒に飲んだ日本酒は浦霞の『ひやおろし』。
少し寝かせてあるそうで、
さっぱりした味わいのマダイににもぴったり。
いやあ、やっぱり冬は
刺身と日本酒ですねぇ。

いや、僕の場合は1年中か…。

高橋利武さん.jpg
高橋さんは釣り開始後すぐに余裕でマダイをゲット。
今回の模様は今月25日発売の2月号で!

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